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車椅子電車評論家アシトド松井
2021年12月大津市内で試験運行されていた京阪の自動運転バスに乗車できました。
試験運行ということでなのか、運転手さんが乗っておられノンステップバスということもあり、スロープ板を渡してもらいスムーズに乗車できました。
プログラムされたコースに沿って、信号や障害物を感知しながら走るのですが。降車時にはバス停の縁石から離れた場所に停車するようにプログラムされていて、スロープ板がとどかず、運転手さんが手動に切り替えて運転、縁石に近づき車椅子ユーザーの私をおろしてもらえました。
こういった、プログラム上の問題や、将来、無人運転となったときスロープ板の設置など車椅子の乗客への対応がどのようになるのかが、気になるところでした。
その後トラブルがあり、2024年時点で運行がされていませんでした。
また2024年にバスの自動運転化に関するセミナーに参加させてもらう機会があったのですが、スロープ板の設置など、車椅子やベビーカーでの利用者に対する検討は全くなされていないのではと感じました。
路線バス存続が最優先の課題になるのは当然のことなのですが、自動運転化実現の後、再度「車椅子やベビーカーで路線バスに乗せて下さい」というお願いや実現のための活動をやらなければなるのかもしれませんね。嫌な予感が心をよぎりました。
車椅子電車評論家・アシトド松井