アシカなくてもトドまらず

車椅子で鉄道・路線バス等を使っての旅行を紹介しています。適当なブログから「☞アシトドのブログのメニュー画面へー」をクリックしてくださいね。オストメイト情報もあります。

長浜城・長浜鉄道スクエア・黒壁スクエア(滋賀県)を車椅子で巡ってきました。

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車椅子電車評論家・アシトド松井

 

2022年、滋賀県長浜市を巡り、長浜城長浜城歴史博物館)・長浜鉄道スクエア・黒壁スクエアを車椅子で巡ることが出来ました。ここからの長浜車椅子旅行記は2022年に訪れた状況をご案内しています。今後のことはぜひご自身の車椅子でお確かめくださいね。

長浜城長浜城歴史博物館

前回、ご紹介した国宝の現存天守のある彦根城と、今回ご案内する復興天守で車椅子で入場できる長浜城は距離的に近く、車椅子のお城マニア(そんな人がいるかどうかは知りませんが)にはたまらないエリアです。そんな湖北の二つのお城と鉄道の位置関係を図にすると下のようなかんじです。

彦根米原・長浜の駅の位置関係図(略図)

JR米原・JR長浜駅にはエレベーター、車椅子・オストメイト対応フル規格トイレ(オストメイトの排便・排尿の姿勢に配慮したもの)がありました。

JR彦根駅にはエレベーター、車椅子・オストメイト簡易対応トイレがありました。

長浜城にはJR長浜駅から徒歩7分

彦根城にはJR彦根駅から徒歩15分  でも車椅子だともう少しかかるかもね。

今回ご一緒する長浜の観光案内図

すごい略図ですけど、駅と観光地の位置関係がだいたい分かっていただければと思います。

いつもののように画面上ではございますが、滋賀県湖北地域・長浜車椅子観光旅行をご一緒いただければ幸いです。

まずはJR長浜駅のご案内から。

米原方面からの電車が、JR長浜駅に着きます。

上の写真には同じような建物が二つ写っていますが右側が現在のJR長浜駅、そして左側に写っているのが、現存の日本最古の駅舎、旧長浜駅です。また後ほど「長浜鉄道スクエア」を訪れますのでそこでご紹介いたします。

JR長浜駅のエレベーター

JR長浜駅は2006年に旧長浜駅舎の外観をモデルにして、全面改装、そしてバリアフリー化がおこなわれました。

長浜駅、二階改札口外の多目的トイレ

車椅子・オストメイト対応フル規格トイレのほか、いろいろな設備をそなえています。

 

長浜駅東口前には、長浜城主時代の秀吉と、後に徳川家康と天下分け目の関ヶ原の戦いを行うこととなる石田三成の出逢いの像があります。

秀吉・三成出逢いの像

出逢いの像の後ろに写っている建物が「えきまちテラス長浜」というイベント・商業の複合施設です。一階にはミニ水族館そして車椅子・オストメイト対応フル規格トイレが確認できました。

えきまちテラス長浜・一階の様子

車椅子で長浜の街を行きます。

街道筋には昔ながらの街並みが残っていました。長浜の観光地・黒壁スクエアへと向かいます。

黒壁ガラス館

長浜の観光地「黒壁スクエア」の中心施設でガラス製品が美しく展示販売されています。車椅子では入館するのにスロープが急なことと、周りがガラスだらけなのでぶつかてしまわないかと、ここは介助者がほしいところです。

黒壁ガラス館

黒壁ガラス館へのスロープと内部(上写真左側)

と黒壁スクエア内にある車椅子・オストメイト対応フル規格トイレ(上写真右側)

黒壁スクエア

黒壁スクエアを後に長浜駅の反対側(琵琶湖側)にある長浜城に向かいます。車椅子では駅の自由通路を使うのが無難です。踏切を越えなければならなかったりアンダーパスの道があるからです。

 

長浜城長浜城歴史博物館

長浜城長浜城歴史博物館

正面は階段なのですが右側にスロープ通路があります。

長浜城内へのリフトと車椅子対応トイレ

 

長浜城はリフトで入城のあとエレベーターで3階までいけます。車椅子対応トイレ(オストメイト対応は無し)が1階にありました。

古い記事ですが長浜城にについてはこちらのHPもみてね。

https://ashitodode.gozaru.jp/index_079.htm



長浜城をあとに琵琶湖側に向かいます。長浜城の周辺は豊公園として整備されており、舗装された道があり車椅子でも楽に巡れます。

長浜城から琵琶湖畔へ向かいます。

豊公園は桜や紅葉の季節に訪れていただければ、また美しい湖北の風景を楽しむことができます。豊公園を通りぬけて長浜鉄道スクエアに向かいますが、歩道の状態が良くなく、やむを得ず車道を行く場面もありました。

 

長浜鉄道スクエア

現存する日本最古の駅舎・旧長浜駅

長浜鉄道スクエアの最大の見どころは、現存する最古の鉄道駅舎・旧長浜駅舎です。当初の長浜駅は、琵琶湖を使った鉄道連絡船の駅で、連絡船が大津駅(現在の京阪・びわ湖浜大津駅近くにありました)まで運行されていました。鉄道はこの駅から敦賀の方にのびていました。

長浜駅舎内部の様子

細かい段差解消がなされており、旧長浜駅舎内部や、資料館(長浜鉄道文化館)、機関車の展示施設(北陸線電化記念館)を車椅子で巡ることが出来ました。

長浜鉄道スクエア内の北陸線電化記念館

現在のJR長浜駅から長浜鉄道スクエアを臨む

長浜鉄道スクエア内には普通の車椅子対応トイレ(オストメイト対応は無し)がありました。

 

駅から少しはなれたショッピングセンターに買い物に行き、帰りはJR長浜駅まで路線バスに乗せてもらいました。

湖国バスのノンステップ路線バスに乗りました

この記事は2022年に著者の訪れた時点の状況に基づいています。

最後まで車椅子で行く滋賀県長浜市の旅に画面上ではございますが、お付き合いいただきありがとうございました。この旅行記もすぐに古いものになってしまいますが、それでもご覧いただいた方には情報を得ていただいた分だけ、より深い湖北・長浜の観光旅行を楽しんでいただける可能性があります。同じところを巡る必要はありません、ご自身の趣味と障害のレベルにあわせた公共交通利用の旅を見つけていただければ、幸いです。

 

オストメイト兼任のお城好き

車椅子電車評論家・アシトド松井

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