「バリバラ」歴史バリリアフリー~難攻不落の「城」を攻略せよ については下記のNHKのサイトで紹介されています。
☞歴史バリアフリー 〜難攻不落の「城」を攻略せよ〜 - バリバラ - NHK
〚歴史バリアフリー ~難攻不落の「城」を攻略せよ~〛に出演中の
車いす城郭評論家・アシトド松井
北海道・五稜郭から沖縄・首里城まで日本全国のお城をめぐり見識を深める。
❶しかし家臣(付き添い者・介助者)を集めることが出来ず現存天守閣内には入り込めなく。攻略をはたせず落ち武者状態に。
落ち延びるというより 電車の時間がきまっているのでさっさと帰っただけでしょ!
写真をうつしてくれる家臣(付き添い者・介助者)は確保できたみたいだね
❷さらに復興・復元されたお城も徹底的研究しています。(知らんけど)
いくら絵図を参考に鉄筋でつくられた天守閣とはいえ、①秀吉の豪華絢爛の居城・関ヶ原の前哨戦などで日本史に名を刻む伏見城と、②ディズニーランドのシンボルとしてつくられたシンデレラ城を同列に論じるなんて悪乗りがすぎますよ
これだから専門的知識のない方は困りますね。現在の伏見城天守閣は「伏見桃山キャッスルランド」という遊園地(平成の中ごろ閉園したそうです)のシンボルとしてつくられたものなのです。テーマパークのシンボルというお城の建設目的としてはおなじクループとして分類研究する必要があります。
そんなこと考える研究者どこにいるの?
しかしここで、ご助勢にいただける3組の方々とめぐりあえます。一人で手動車椅子で長い坂道を少しずつ上って「人の一生は重荷を背負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。」を体験しようと試みたものの直ぐにくじけてしまいました。
🔵たまたま通りかかったカップル(1組目)の方にお願いすると、彼氏さんが快く車いすを押して下さいました。
ところがこの坂道はそれなりの傾斜があって距離が長い、途中の平坦な少し広くなっている場所で「ここまでで良いですか」となって、こちらもお礼をのべて先を急がわることに。
🟡しばらくすると二組目のカップルの方が通りかかられお願いすると、再び彼氏さんが快く車いすを押して下さいました。
今回も長く厳しい坂道は変わらず、途中の平坦な場所でお別れすることに。でもずいぶん進んだから助かりました。
🔴小田原城天守閣を目指いてふたたび車椅子をこぎ始めると、3組目のカップルの方のお姿が、お願いするとこちらも彼氏さんの方が天守閣下の平らな場所(本丸・曲輪)までつれて行って下さいました。
自走式手動車椅子でたどり着いて小田原城天守閣の眺めは格別です。
ほとんど(ヒッチハイクみたいに次々と)介助をしてもらっておいて、なんという感慨をのべるの😠
❹江戸城(東御苑)は警察の方に守られた現役のお城
外国人観光客の方が各所で坂を押して下され天守台まで運んで下さいました。天守台の上にもスロープで上れるようでしたが、助けていただいたとはいえ平川門までとそれからの道のりを単独で手動車いすを自走してきたので疲れてしまって天守台に登ぼる気にはなりませんでした。
外国の方の力をお借りするとは、徳川家康が三浦按針を顧問にしたり、ヨーロッパ製の最新の大砲で大坂城天守閣を砲撃したのと同様の発想をなされたようだな。
介助してもらったことを歴史的な出来事とむすびつけるの?
江戸時代から現存する富士見櫓は江戸城のシンボル的存在。近くにおられた警察官の方に写真撮影をお願いすると「この場を離れられないので、私もカメラで監視されています」とのご回答が。その時私はここは天子様をお守りする現役のお城(宮城)なのだと気づくことができました。
❺「郡山城天守台登城サポート」に参加させていただきました。
ご紹介する郡山城は豊臣秀長(太閤秀吉の実弟)の居城としてもしられる、奈良県大和郡山市のお城です。「豊臣兄弟」も宜しくね。
なかなかの忖度上手ですねぇ!
学芸員さんから逆さ地蔵・平城宮の門の礎石などの転用石の説明をうけ、私のお城の石垣についての見識がレベルアップしました。
天守台からの眺めの撮影を学生さんにお願いしたところ、天守台を登った所にも転用石の展示があるようで、より安全な介助が出来る手動車椅子に乗り換えてふたたび訪れなければ!
❻小泉城(片桐城・小泉陣屋)も訪れました。
こちらも、大和郡山市にあるお城ですよね。さらに忖度したの?
小規模ながらも櫓とお堀のコントラストが美しかった記憶があります。ガードレールがなければもっと良い写真がとれたのに。
車椅子で落っこちても知らないぞ! 自分のその場限りの欲求を優先させて他のかたの安全を考えない思考回路は改めなさい!
バリバラ『歴史バリアフリー 〜難攻不落の「城」を攻略せよ〜』
他にもお伝えしたい「車いすで城めぐり」の体験談がございますので、体力に余裕がございましたら、続編を作成したいと考えております。
車いす城郭評論家・アシトド松井