アシカなくてもトドまらず

車椅子で鉄道・路線バス等を使っての旅行を紹介しています。適当なブログから「☞アシトドのブログのメニュー画面へ」をクリックしてくださいね。オストメイト情報もあります。

彦根城桜まつり2024年 車椅子でお花見に行きました

彦根城桜まつり(2024年開催)に車いすで出かけました

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車いす城郭評論家・アシトド松井

 

2024年彦根城桜祭りに手動車いすユーザーと簡易電動車椅子利用者⒉名・同行介助者無しで出かけました。今回は桜満開の時期の車いすで城めぐりを中心テーマにご紹介したいと思います。

 

長いブログになりそうでまた、すぐにデーターを消してしまいますので、写真を優先して少しずつ更新しています。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。

ただいま作成中です。

 

JR彦根駅井伊直政公の像

JR彦根駅にはエレベーターと改札口内に車椅子・オストメイト簡易対応トイレがありました。

護国神社

JR彦根駅から彦根城方面に向かうと護国神社が見えてきます。

桜につられて彦根城の堀に近づきます

 

 

彦根城天守閣が見えます

 

他の方が車いす姿を隠さない一瞬に撮影

 

スロープで入れそうな食事場所を事前に確認

 

桜まつりの間はお城の中心部は歩行者専用道路になっていました

 

このような見通しの悪い道路もあるので
交通規制は助かりました

 

佐和山口多門櫓と開港記念館を背景に

 

埋木舎前で写してもらえました

 

 

埋木舎と開国記念館

 

 

エレベーターが設けられている開国記念館

 

開国記念館から埋木舎をのぞむと

 

 

屋形船も運行されていました

 

井伊直弼公の像

 

黒門への坂道と桜

 

黒門から天守閣への道は階段でした

 

黒門のトイレには砂利道からの急なスロープが

 

黒門への坂道 お堀には白鳥と桜のコントラスト

 

天守閣を借景とした庭園「玄宮園
(写真が斜めになっていますがご了承くださいね)

下記のブログに詳しくご紹介しております、ご覧いただければ幸いです

☞車イスで玄宮園をめぐりました

 

彦根城内堀沿いの桜のようす

 

馬屋(重要文化財 門の中央奥に車いす対応トイレが写っています

馬屋裏側の車いす対応トイレほかの配慮

重要文化財の馬屋を覗いてみれば
(写真が斜めになっていますがご了承くださいね)

 

彦根城博物館への橋

長いブログになりそうでまた、すぐにデーターを消してしまいますので、写真を優先して少しずつ更新しています。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。

ただいま作成中です。

 

 

車いす城郭評論家・アシトド松井

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車いすで越えたい加太越え2011年・柘植~亀山ローカル線と桜の亀山城址への旅

加太越え(三重県 柘植~亀山間)
蒸気機関車の写真は昭和50年代に撮影

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車椅子電車評論家・アシトド松井


JR関西本線は大阪(湊川駅・現JR難波駅)から名古屋駅までを短距離で結ぶために設けられた路線で、私は車椅子生活になってから名古屋から奈良まで「準急かすが(すでに廃止されています)」に乗車してみて予想外に早く到着したので感心したことを覚えています。関西本線は利用者の減少、そして川沿いや峠(加太越え)などの鉄道を維持するためには難しい環境下にあるためか非電化区間の一部で廃止が検討されているとの情報があります。

今回は2011年に関西本線の非電化区間である柘植駅から亀山駅間の加太越えとよばれる難所をこえて桜の亀山城址を訪れたときの「車いすで行くローカル線で城めぐりの旅」を画面上ではございますがご一緒いただければ幸いです。

 

今回は簡易電動車いすユーザー1名と同行者2名(あまり介助してくれなかったョ~)での旅行となりました。

 

(ご注意)この旅行記は2011年の状況に基づいています。

 

1️⃣草津線柘植駅に向かいます

柘植駅行きの草津線の電車に乗ります(2011年 JR草津駅で撮影)

草津線の車窓から三上山(近江富士)がみえました

甲賀流忍者の里を通ります

県境を越えるとJR柘植駅に着きます

 

2️⃣柘植駅気動車に乗り換え加太越えです

柘植駅で電車から気動車に乗り換えます

気動車にはステップ(車内段差)がありました

段差にはまらないように手すりをもっています

気動車内のようす

柘植駅を発車して間もなく 農業用の溜め池なのかなあ

JR加太駅・反対側ホームには歩道橋のような通路で

JR関駅に到着です

JR亀山駅構内にターンテーブルの跡が残されていました

JR亀山駅に到着しました

(ご注意)この旅行記は2011年の状況に基づいています。

 

3️⃣JR亀山駅から亀山城跡をめざします

JR亀山駅 改札口内に車いすオストメイト対応フル規格トイレがありました

駅前の案内図

亀山城本丸跡に向かう道路の桜も満開

「亀山宿」の石碑

4️⃣亀山城多門櫓周辺でお花見 🌸

亀山城多門櫓(2011年撮影)

亀山城跡現地案内図

案内図にも記載されていますが、亀山市のお城は伊賀亀山城と呼ばれ、明智光秀本能寺の変のため兵を発した丹波亀山城と区分されています。同じ地名で紛らわしいため丹波亀山は明治期に「亀岡」(京都府亀岡市)と改められたとうかがっています。

桜が満開の亀山城多門櫓

亀山城多門櫓を石段の下から見上げる(2011年撮影)

(ご注意)この旅行記は2011年の状況に基づいています。

 

5️⃣ノンステップ路線バスで駅に戻りました

市役所前からノンステップ路線バスに乗車しました

スロープ板を設置していただあけました

座席を折りたたんで車いすスペース一台分を確保

JR亀山駅前に戻ってきました

 

6️⃣再び気動車に加太越えにむかいます

JR亀山駅から気動車に乗り込み柘植・草津方面へ

 

亀山駅発の気動車の車窓より

気動車は山間部へと進みます

JR関駅 階段のみの跨線橋の駅です(2011年撮影)

関駅を越えると加太越えが始まります

関~加太間にて運転席後ろの車窓から(鉄ちゃんかぶりつき)

JR加太駅も階段のみの跨線橋でした

柘植駅が近づいてきました

JR柘植駅に到着します

 

(ご注意)この旅行記は2011年の状況に基づいています。

 

7️⃣JR柘植駅関西本線から草津線に乗り換えます

乗ってきた気動車はステップが斜めの段で扉が狭いのもだったので、渡し板設置はこのような状態に

JR柘植駅で渡し板設置サービスをうけて降車しました

波打つ渡し板ですねえ

波打つプールの方が良かったですねえ

 

亀山駅から鉄道会社の方が介助に来て下さったようです。有難うございました。

 

反対側ホームには乗り換え予定の草津線の電車が停車していました

乗ってきた気動車伊賀上野を経由して
加茂駅(京都府)に向かいます

反対側(草津線の電車の発着ホーム)に向かうために列車の通過を待ってスロープ通路を利用させてもらいます。渡し板を置いて安全確認中です。

 

柘植駅の線路横断型スロープ通路

 

8️⃣草津線の電車に乗車、県境をこえてJR草津駅滋賀県)に戻ります

JR草津線の電車にも渡し板を設置して下さいました

草津線の車内より撮影(2011年)

柘植駅の次は油日駅、県境をこえて滋賀県になります。

 

JR柘植駅三重県伊賀市にあるのですがJR油日駅滋賀県甲賀市になります。ドラマなどでは対立関係で描かれることが多い、伊賀流甲賀流忍者の国が隣り合わせ。「甲伊一国」と考えられる歴史家の方もおられて密接にかかわり合っていたのかもしれませんね。

 

🟧後日談

2024年に草津線から柘植駅を経由して関西本線伊賀上野駅で下車、伊賀鉄道に乗り換えて伊賀上野城に行こうと計画したのですが、

柘植駅の利用について尋ねてみると

❶コールセンターでは加茂駅から社員の方を手配するので5日前には連絡してほしい

草津線の車掌さんに伺うと、亀山駅に連絡した方が良いのでは

と情報が錯綜 私自身が体調を崩してしまったこともあり旅行計画は延期になっています。

 

柘植駅JR西日本亀山駅JR東海に所属する駅だそうで、鉄道会社の方の介助を求める際の障壁になっているのかもしれません。

 

車椅子電車評論家・アシトド松井

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駅のバリアフリー化の過程で  橋上化する駅と車いす乗客との妥協点をさぐる

改札口前を通る自由通路のエレベーターと
車いすユーザーがホームに行くためのスロープ通路が設けられている
JR郡山駅奈良県大和郡山市 1997年撮影)

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車椅子電車評論家・アシトド松井

 

駅が橋上改札化され改札口の前を通る自由通路が造られることが多くなって行きます。自由通路がもらけられるまでは駅の反対側に行くには、入場券を購入して改札口から駅校内の跨線橋・地下道を利用するか、離れた所にある、踏切等に迂回する必要がありました。

 

駅に橋上改札口そして自由通路が設けられた当初は階段しかもうけられず、車いす利用者・高齢者等の歩行弱者は鉄道利用が困難・排除されることとなり。当時おきまりの健脚な方のみが長い階段を上り下りして利用する効率的かつ安全な交通システムが出来上がります。

 

(ご注意)このブログの記事は著者が訪れた時(撮影年)の状況に基づいています。内容は古いもので多くの駅がさらにバリアフリー化されている可能性があります

 

橋上化された駅の一例

東武野田線塚田駅(1993年撮影)

双方の駅入り口に行ってみましたが長い階段を上から見上げることしか出来ず、橋上部の状況を確認することは出来ませんでした。

 

このままでは、元気な方(長い階段の上り下りが苦痛なくできる方という程度の意味)しか鉄道が利用できないので「駅にエレベーター設置運動」が各地で行われるのですが、

エレベーター設置費用を誰が負担するのかという問題が出てきます。

 

JR芦屋駅兵庫県)自由通路に
エレベーター設置をつたえる新聞記事

上記の新聞記事を詳しく読むと設置が決まったのは自由通路へのもので、「改札口内」のエレベーター設置は鉄道会社が検討するという内容です。

このようなバリアフリー状況下の1990年代、橋上化する駅の自由通路にはエレベーターを設置するが改札口内の設置は困難なので、車椅子の乗客もホームにたどり着けるように(ひっそりと・でも案内表示ができたので従前の車いす用スロープ通路よりも進歩していた)専用のスロープ通路がもうけられる鉄道の駅が登場しました。私が体験したいくつかの駅をご紹介させていただきます。

 

🟩JR郡山駅奈良県

JR郡山駅奈良県大和郡山市 1997年撮影)

ブログの最初に写真を掲載している駅です。私がこのような自由通路のみにエレベーターがあり、切符は改札口の自販機等で購入、ホームには車椅子用のスロープ通路が設けられているという駅は1995年にJR城陽駅京都府)で初体験しているのですが、写真が見つかりませんでした。城陽駅に自由通路のエレベーターが設けられたたときにはJR(西日本のことだったのでは)で2例目のエレベーター設置駅と新聞報道がなされていたのですが、最初の設置駅と思われるJR芦原橋大阪環状線)の経緯についてはご存じだと思われる方から伺うことはできませんでした。

 

 

🟥JR紀三井寺駅和歌山県

自由通路(駅の改札口の前を通る)へのエレベーターと車いす用スロープ通路が写っています。スロープ対応時間7時から19時20分までのようです。

JR紀三井寺駅和歌山県 2012年撮影)

 

JR紀三井寺駅の表示 「西口に通り抜けられます」
と自由通路があることを示しています。

 

JR紀三井寺駅を車窓から撮影(和歌山県 撮影年不明)

 

JR紀三井寺駅を車窓から撮影(和歌山県 撮影年不明)

 

🔴橋上化したもののエレベーターは全く設置されず、スロープ状の自由通路がもうけられた駅の例

🟫JR大野城駅(福岡県)

JR大野駅には橋上改札口に行くエレベーターは無く駅近くのスロープ状の地下通路(乗り継ぎの時間が取れず途中までしか確認できず不確かな情報ですが)で反対側に移動することになるようです。写真を見る限り地下道以外の自由通路もない橋上駅のようです。

JR大野城駅(福岡県 2003年撮影)

 

JR大野城駅(福岡県 2003年撮影)

JR大野城駅は小倉方面ホームしか利用していないのですが、反対側ホームにも車いす用スロープ通路が確認できました。

 

JR大野駅近くの地下通路

 

🔵地形に合わせてエレベーター設置数を少なく・車椅子用スロープ通路を併用した駅

🟩JR空前駅(広島県

2002年、宮島からの広島駅に戻るためにJR宮島口駅を利用したところ、当時・宮島口駅にはエレベーターが設置されていなかったので反対方向へ折り返しての利用をすすめられたのがJR前空駅でした。

JR空前駅・自由通路と改札口への
エレベーターと車椅子用スロープ通路が
隣り合わせにありました(広島県 2002年撮影)

 

JR空前駅 改札口前自由通路(広島県 2002年撮影)

写真上左側の奥に写っているエレベーターで反対側の地上へ、そしてホームへの車椅子用スロープ通路の入り口がありました。

 

JR空前駅 ホーム上から車椅子用スロープ通路を撮影

反対側ホームの横は高台で自由通路に公道から直接行けることがわかっていただけるでしょうか。

JR空前駅 エレベーターのみで(車椅子用スロープ通路は無し)
改札口・自由へゆけるホーム通路



🟢エレベーターは自由通路と改札口内(ホームまで)を同じものを使用する 乗り込んだ方向によって降りる方向を制御した駅

🟧JR高月駅滋賀県

2005年に新しい駅舎が使用開始になりますが、エレベーター設置による駅バリアフリー化ではなく、垂れ幕に「祝竣工 高月駅自由通路」と書かれていることが

入場券を購入せずに駅の反対に行くことが念願だったと想像できます。

JR高月駅・自由通路利用開始(2005年)

 

JR高月駅構内案内図

 

エレベーター操作盤

 

JR高月駅エレベーター開く方向案内(2005年撮影)

大阪府にJR高槻駅があります、混同されないようにご注意くださいね)

 

私の住む周辺地域で新たに橋上化・自由通路が併設される駅ではJR高月駅のようなエレベーター設置駅が増えてきました。


(ご注意)このブログの記事は著者が訪れた時(撮影年)の状況に基づいています。内容は古いもので多くの駅がさらにバリアフリー化されている可能性があります

 

車椅子電車評論家・アシトド松井

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車椅子で紅葉狩り 日吉大社(大津市)ライトアップを少しだけ2023年

日吉大社のライトアップ (2023年撮影)

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車椅子電車評論家・アシトド松井

今回ご紹介するのは、2023年に滋賀県大津市坂本にある「日吉大社」と参道で行なわれた紅葉のライトアップに簡易電動車いすユーザー単独で見に行った時のようすです。

 

坂本地域は石積みの美しい門前町なのですが、地名が表すとおり急な坂道が続いたり、歩道に小さな水路がいくつもあったりと、車椅子での観光は難しいと思われました。でもライトアップに導かれ「車いす紅葉狩り」に出かけてしまいました。

 

この旅行記は2023年の状況に基づいています。

 

🟧京阪電車坂本比叡山口駅

今回の紅葉狩りの起点です。頭端駅(終着・始発駅)でホームから改札口・外部一般道路まで段差無く移動できます。車両とホームの段差も少なく改札口内に車いす対応トイレがありました。

京阪電車坂本比叡山口駅前の紅葉もライトアップ
写真左下は停車中の京阪電車と駅構内の車いす対応トイレ

 

🟪坂本観光案内所と隣接する車いす対応トイレ

京阪電車坂本比叡山口駅の道路を渡った向かい側に坂本観光案内所と車いす対応トイレがある公衆トイレがありました。

坂本観光案内所と隣接する車いす対応トイレ

 

🟩坂本比叡山口駅近くの大鳥居

坂を上って行くと日吉大社へ さらに山上には比叡山延暦寺があります

駅前車道の大鳥居

 

でもそこからの坂道(歩道)は

🟥石畳風に整備されているのだけど

急なところがあったり(車道に出た方が車いす的には転倒せずにすむかも)

平坦につくられている幅がせまく互い違いにつくられデザイン重視だったの?車椅子でとおるとガタガタ振動が・・・自転車だったら良いかもネ

石畳風に整備された歩道ですが車椅子での通行は・・・

🟫水路が横切る歩道(風情があって良いのですが)

ライトアップされていたことで路面が明るく気づくことが出来たのですが、機嫌よく下っていたら前輪が落っこちて転倒していたかも  車椅子のキャスター(前輪)を上げて慎重に渡って行きました。

石済みのあいだに複数の水路が横切る歩道

🟧ライトアップされた大鳥居に到着

この奥は土のみちで落ち葉に妨げられ車椅子で進むことはあきらめました。ずいぶん前、日中に介助者2名と訪れたことがあるのですが、落ち葉に埋もれて道がくぼんでいることに気づかず転倒したことがありました。(周囲におられた参拝者にも助けてもらって恥ずかしゅうございました)

この奥には日吉大社のシンボル「神仏習合」をあらわすとされる独特の鳥居があります。

日吉大社のライトアップ

 

🟪近くの公衆トイレにも車椅子対応がありました

坂道からのアクセスになるので車いすユーザーが単独で行くには少し辛いかも

鳥居近くの御手洗に車いす対応がありました

 

🟩ライトアップされた鳥居を背景に

家族で来られていた方に写真撮影をお願いしたところ、持っておられた🏮提灯を渡して記念撮影をして下さいました。

嬉しゅうございます。良い思い出になりました。

提灯を持たせていただいて記念撮影

 

紅葉の名所は山岳社寺が多いようで、車椅子で全てのエリアを安全に巡るというわけには行かないようですね。それでも自分の運動(残存)能力を駆使して出かけるバカな外出マニアの方もおられるのかもしれませんね。

 

 

この旅行記は2023年の状況に基づいています。

 

車椅子電車評論家・アシトド松井

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車いす生活になってから乗せてもらった観覧車図鑑(❸近畿地域編)りんくうの星)

大観覧車「りんくうの星」車いすで乗降の図

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車椅子電車評論家・アシトド松井

出かけていると「子ども用車いす」利用者と出会うことが多くなってきました。私が車椅子で外出し始めた1990年代、福祉センターや障害者団体の催し物以外で偶然に車椅子ユーザーと出会うことはまずありませんでしたので、隔世の感があります。

そこで「子ども用車いす」利用者にご覧いただこうと「車いす観覧車利用図鑑」を作ろうと試みたのですが、2003年から今年まで長年にわたる、そして訪れた観覧車の数からすれば少ない体験レポートになってしまいました。

 

観覧車とめぐり合ったらできるだけ窓口で「車いすで乗せてもらえませんか」とお願いするのですが、なかなか観覧車に乗れるのかどうかは現地に行ってみないとわかりませんでした。私の体験したケースをこのブログの最後にご紹介していますね。

 

(ご注意)著者が利用体験した時点での状況でご紹介しています

(最新の情報ではありません)

 

このブログはシリーズです⚫の数字順にご覧くださいね

車いすで観覧車に乗ったよ 図鑑

 

❶りんくうの星(大阪府泉佐野市)

2023年(令和5年)の利用体験談

手動車椅子利用者(一般座席に乗り移り折りたたむことが条件)と簡易電動利用者が別同じゴンドラを利用、介助者無しで利用が認めらました。

 

りんくうタウン駅を出て大観覧車をのぞむ

りんくうタウン駅JR西日本と南海の共同使用駅です。


 

商業施設の2階からエレベーターを下って地上の観覧車乗り場へ

 

地上から緩やかなスロープ通路でコンドラの前へ

「りんくうの星」へ向かいます

少し段差があり、介助をうけてゴンドラ内へ。「渡し板」は利用しませんでした。

ゴンドラへ乗り込む様子

 

日没後グリーンにライトアップされました。

日没後のライトアップ

 

りんくうの星・ゴンドラからの夜景

 

 

りんくうの星の近くに車いす用駐車スペースが確認できました。

「りんくうの星」近くの車いす駐車スペース

 

りんくうの星には下記の用の電車をつかって移動しました

 

🟫阪堺電車の低床車両「堺トラム」に乗車しました。

阪堺電車  (天王寺駅前で2023年撮影)

堺トラムという低床式車両が運行されているのですが、本数が少なくまた車椅子で利用できる電停かどうか確認しておく必要がありました。

 

宿院から南海電車堺駅まで車椅子で移動しました。

 

🟩南海電車りんくうタウン

南海電車  (堺駅ホームにて2023年撮影)

堺駅からりんくうタウン駅まで南海電車に乗車しました。

 

🟪りんくうタウン駅から関西空港にわたり関空特急はるかで

大阪方面に戻りました。

関空特急はるか (関西空港駅にて2023年撮影)

関空特急はるかは車内をふくめて「ハローキティ」で飾られていました。

 

このブログはシリーズです⚫の数字順にご覧くださいね

車いすで観覧車に乗ったよ 図鑑

 

車椅子電車評論家・アシトド松井

 

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車椅子で弘南鉄道大鰐線に乗車しました (2008年車いすでローカル線の旅・回顧録)

車椅子で弘南鉄道大鰐線の旅(2008年)

(ご注意)この記事は2008年の体験に基づいています。現在は状況が変わっている可能性があります。

 

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車椅子電車評論家・アシトド松井

 

最近遠くに旅行出来る機会がなくなり、以前に利用したローカル線での旅行体験記をご紹介したいと思います。

今回は2008年(平成20年)の青森県旅行の際、弘南鉄道大鰐線を利用した体験を中心にご紹介いたします。手動車いすユーザー2名と同行介助者1名、そして各所で地元の方に介助に加わっていただての車椅子旅行です。

 

🟥弘前駅

JR・弘南鉄道 弘前駅(2008年撮影)

青森駅から列車でJR弘前駅に到着後タクシーで弘前城に向かいます。

 

JRホームのエレベーター(左) 
 弘南鉄道弘南線の改札口(右)

弘前駅はJR線と弘南鉄道引南線(黒石方面行き)が利用しています。

 

🟩弘前城

弘前城

江戸時代からの現存天守閣です。

 

(ご注意)この記事は2008年の体験に基づいています。現在は状況が変わっている可能性があります。

 

手動車椅子(といいながら、前日から体調不良で同行介助の方に押してもらっての全面介護状態)で中央弘前駅・引南鉄道大鰐線を目指します。

🟪弘前中央の商店街

弘前の市場

 

 

商店街を中央弘前駅へ向かいます

 

 

🟧中央弘前駅

中央弘前駅  (大鰐線)


駅名が示すとおり本未の街の中心地はこちら側だったのかもしれませんね。

中央弘前駅大鰐線)改札口前にて

ホームへの黄色の階段右側がスロープ状に整備されていました。

 

弘南鉄道大鰐線を利用する前に私は2008年時点で考えうる情報収集を行っていました

1️⃣大鰐駅の状況を知っていると思われる企業・団体に電話で照会をして「車いすでおりられるでしょう」という程度の回答をいただいていました

2️⃣パソコンで大鰐駅をJR側の列車の車窓から撮影した動画をみつけますが、弘南鉄道の昇降口の状態は写っていませんでした。

 

ところが現地・大鰐線 中央弘前で地元の方に伺ったところ

大鰐駅は車椅子でも大丈夫ですよ」

「いやぁ あの駅は降りられないよ」と情報が錯綜

そして♿2名・同行介助者1名を無言で心配そうに見つめられる、運転手さんの視線を感じながら、駅員さんの介助をうけて車内へ案内されました。

 

 

🟥弘南鉄道大鰐線

もう一人の手動車いすユーザーはロングシートにのり移りました。

弘南鉄道車内と切符(写真左上)

切符は薄い紙のもので硬券ではありませんでした。吊革には「京急百貨店」の名称が、京急電鉄からやってきた車両のようです。

 

弘南鉄道大鰐線)車窓からの眺め

リンゴ🍎畑(根拠もなくそう思っています)の中を走ります。津軽らしい車窓風景では!

 

大鰐発➡中央弘前行 の列車とすれちがいます

 

(ご注意)この記事は2008年の体験に基づいています。現在は状況が変わっている可能性があります。

 

🟩大鰐駅

大鰐駅に到着しました

電車の横、はなれたところに写っているのはJR大鰐温泉駅です。弘南鉄道大鰐駅とは跨線橋で結ばれているようですが階段を昇り降りできなければ利用できず、詳細は分かりませんでした。

大鰐駅で折り返す弘南鉄道の電車

ホームとの段差がありましたが、同行介助者の方に加えて、中央弘前駅乗車時から心配顔で見守っておられた運転手さんが降りるのを手伝に来てくださいました。(その深い意味はまもなく分かります)

 

電車を降りてから一般道路に出るには二つの関門が待ち受けていました

狭い改札口を車椅子で通りぬける

大鰐駅の改札口は車椅子の幅より狭い



大鰐駅の様い改札口を(自称)離れ業で通り抜ける

運転手さんも介助に加わってくださいました。

 

改札口の左右の鉄の枠をもってプッシュアップ(お尻を浮かせて)

車いすを少し畳んで幅を狭くして改札口のすき間を通してもらって

そこにお尻を降ろして車椅子を広げて 無事通過

 

ホームから地上までは階段しかなかった

さらに階段を2人で一段ずつ降ろしていただく

車椅子の向きをかえて後輪側から一段づつ降ろしてもらいます。

一段ごとにキャスター(前輪)が叩きつけられるので折れてしまうのではと覚悟

階段が緩やかで一段ごとの幅が広かったので車いすを担ぎ上げない負担を少なくした状態で降ろしてもらえたのかも・・・

 

お前の事前研究が足らんからじゃ~ ちゃんと下見に行っとかんからじゃ

健常者さま そのようなご無体な😰

 

ようやく大鰐駅(北口)をぬけて一般道路に出られました

運転手様・同行介助者様 ありがとうございました

大鰐駅(北口)
写真中央に降ろしてもらった階段と電車が写っています

確認できなかったのですがJR大鰐温泉駅側に南口があり跨線橋でつながっている可能性があります

 

(ご注意)この記事は2008年の体験に基づいています。現在は状況が変わっている可能性があります。

 

駅近くの踏切を渡って南側のJR大鰐温泉駅側に。温泉施設で休憩ののちJRで弘前そして青森駅に戻ります。

 

大鰐町でみつけたマンホールの蓋

 

 

🟪JR大鰐温泉

JR大鰐温泉

右側にスキー板をもったワニが飾られているのがわかりますか。

 

 

JR大鰐温泉駅のスロープ通路は改札口と弘前・青森方面ホームにのみ

 

JR大鰐温泉弘前・青森行ホームから弘南鉄道の電車をのぞむ

 

改札口に駅員さんが居られたものの業務の範囲がちがうのか、乗降時の介助は別の駅から鉄道会社の方が「渡し板設置サービス」のために駆けつけてくださいました。

 

近隣の駅から渡し板を設置するために来てくくださいました

 

(ご注意)この記事は2008年の体験に基づいています。現在は状況が変わっている可能性があります。

 

 

🟧2008年青森の車いす旅行では

下記のような場所も訪れました

 

三内丸山遺跡

竪穴式住居の内部へ

 

 

青函連絡船・八甲田丸(博物館として保存されています)

 

 

 

車椅子電車評論家・アシトド松井

 

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既存のアシトドのブログに写真や記事を追加しました

車椅子でお出かけしましょう

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すでに公開しておりますブログに新たに追加した写真や、記事を新しいものの順にご案内いいたします。再度ご覧いただければ幸いです。

車椅子電車評論家・アシトド松井

 

 

🍁2024年12月08日

1987年の古い写真ですが紅葉の時期の箕面大滝の写真を掲載しました。

☞車イスで行く「箕面の滝」

 

🍁2024年11月23日

ブログの最後に石山寺の紅葉の様子を追加掲載いたしました。大河ドラマ館もまもなぐ終了、移り行く季節を感じますね。

 ☞大河ドラマ館 が車椅子で入館しやすくなりました (石山寺)

紅葉の石山寺(2024年撮影)

 

🚊2024年11月22日

長野電鉄 特急1000系「ゆけむり」の乗降扉の写真を追加掲載しました。車内から眺望を優先してつくられた車両のようで車椅子での乗降は困難なようです。

☞車椅子で行く長野県 第1話 ・湯田中温泉へ特急乗りまくりの旅

長野電鉄 特急1000系「ゆけむり」の乗降扉(2024年撮影)

 

⚔️2024年11月10日

このような写真が見つかりましたので追加掲載しました。

☞車椅子で東映太秦映画村(京都市)で時代劇時代劇を楽しみました

この様なビッグな役者さん達と撮影できました
(撮影年不明です)

 

🏢2024年11月07日

1998年に発覚した中央官庁の接待汚職事件の再発防止もあり、2000年も成立した「国家公務員倫理規程法」により影響をうけた方からのハガキが出てきましたので、当時を知る資料として掲載させていただきます。

☞車いすの国家公務員・身の処し方に悩み続ける 

2000年に送っていただいた元官僚の方からの便り

 


🛗2024年11月06日

JR天理駅奈良県)の荷物用エレベーターの写真・ネガフィルムが見つかりました。下記のブログに追加掲載いたしました。

☞なつかしの車いす鉄道旅行 駅・荷物用エレベーター利用の想い出 

JR天理駅奈良県)の荷物用エレベーター 1997年撮影

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