(ご注意)この記事は2008年の体験に基づいています。現在は状況が変わっている可能性があります。
車椅子電車評論家・アシトド松井
最近遠くに旅行出来る機会がなくなり、以前に利用したローカル線での旅行体験記をご紹介したいと思います。
今回は2008年(平成20年)の青森県旅行の際、弘南鉄道大鰐線を利用した体験を中心にご紹介いたします。手動車いすユーザー2名と同行介助者1名、そして各所で地元の方に介助に加わっていただての車椅子旅行です。
🟥弘前駅
青森駅から列車でJR弘前駅に到着後タクシーで弘前城に向かいます。
弘前駅はJR線と弘南鉄道引南線(黒石方面行き)が利用しています。
🟩弘前城
江戸時代からの現存天守閣です。
(ご注意)この記事は2008年の体験に基づいています。現在は状況が変わっている可能性があります。
手動車椅子(といいながら、前日から体調不良で同行介助の方に押してもらっての全面介護状態)で中央弘前駅・引南鉄道大鰐線を目指します。
🟪弘前中央の商店街
🟧中央弘前駅
駅名が示すとおり本未の街の中心地はこちら側だったのかもしれませんね。
ホームへの黄色の階段右側がスロープ状に整備されていました。
弘南鉄道大鰐線を利用する前に私は2008年時点で考えうる情報収集を行っていました
1️⃣大鰐駅の状況を知っていると思われる企業・団体に電話で照会をして「車いすでおりられるでしょう」という程度の回答をいただいていました
2️⃣パソコンで大鰐駅をJR側の列車の車窓から撮影した動画をみつけますが、弘南鉄道の昇降口の状態は写っていませんでした。
ところが現地・大鰐線 中央弘前で地元の方に伺ったところ
「大鰐駅は車椅子でも大丈夫ですよ」
「いやぁ あの駅は降りられないよ」と情報が錯綜
そして♿2名・同行介助者1名を無言で心配そうに見つめられる、運転手さんの視線を感じながら、駅員さんの介助をうけて車内へ案内されました。
🟥弘南鉄道大鰐線
もう一人の手動車いすユーザーはロングシートにのり移りました。
切符は薄い紙のもので硬券ではありませんでした。吊革には「京急百貨店」の名称が、京急電鉄からやってきた車両のようです。
リンゴ🍎畑(根拠もなくそう思っています)の中を走ります。津軽らしい車窓風景では!
(ご注意)この記事は2008年の体験に基づいています。現在は状況が変わっている可能性があります。
🟩大鰐駅
電車の横、はなれたところに写っているのはJR大鰐温泉駅です。弘南鉄道の大鰐駅とは跨線橋で結ばれているようですが階段を昇り降りできなければ利用できず、詳細は分かりませんでした。
ホームとの段差がありましたが、同行介助者の方に加えて、中央弘前駅乗車時から心配顔で見守っておられた運転手さんが降りるのを手伝に来てくださいました。(その深い意味はまもなく分かります)
電車を降りてから一般道路に出るには二つの関門が待ち受けていました
❶狭い改札口を車椅子で通りぬける
運転手さんも介助に加わってくださいました。
①改札口の左右の鉄の枠をもってプッシュアップ(お尻を浮かせて)
②車いすを少し畳んで幅を狭くして改札口のすき間を通してもらって
③そこにお尻を降ろして車椅子を広げて 無事通過
❷ホームから地上までは階段しかなかった
車椅子の向きをかえて後輪側から一段づつ降ろしてもらいます。
一段ごとにキャスター(前輪)が叩きつけられるので折れてしまうのではと覚悟
階段が緩やかで一段ごとの幅が広かったので車いすを担ぎ上げない負担を少なくした状態で降ろしてもらえたのかも・・・
お前の事前研究が足らんからじゃ~ ちゃんと下見に行っとかんからじゃ
健常者さま そのようなご無体な😰
ようやく大鰐駅(北口)をぬけて一般道路に出られました
運転手様・同行介助者様 ありがとうございました
確認できなかったのですがJR大鰐温泉駅側に南口があり跨線橋でつながっている可能性があります
(ご注意)この記事は2008年の体験に基づいています。現在は状況が変わっている可能性があります。
駅近くの踏切を渡って南側のJR大鰐温泉駅側に。温泉施設で休憩ののちJRで弘前そして青森駅に戻ります。
🟪JR大鰐温泉駅
右側にスキー板をもったワニが飾られているのがわかりますか。
改札口に駅員さんが居られたものの業務の範囲がちがうのか、乗降時の介助は別の駅から鉄道会社の方が「渡し板設置サービス」のために駆けつけてくださいました。
(ご注意)この記事は2008年の体験に基づいています。現在は状況が変わっている可能性があります。
🟧2008年青森の車いす旅行では
下記のような場所も訪れました
車椅子電車評論家・アシトド松井