アシカなくてもトドまらず

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車椅子で行く長野県 第2話・バリアフリーの宿を後に湯田中温泉から善光寺へとむかいます

善光寺・名物お蕎麦屋さん・そして雨の中、路線バスに乗車するのを助けてもらえました。

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車椅子電車評論家・アシトド松井

 

2023年初夏、車いす利用者2名(手動と簡易電動)で長野県・湯田中温泉へ、そして善光寺(長野市)に参拝できました。2日目の行程は

湯田中温泉から長野電鉄・特急2100系「スノーモンキー」で長野駅善光寺口側に戻る。

アルピコ交通(Highland Shuttle)さんの路線バスに乗せてもらい善光寺

③門前でお蕎麦を楽しむ。

善光寺公式参拝?本堂で「びんずる尊者像」をなでご利益をさずかる。

⑤路線バスで長野駅に戻り北陸新幹線に乗車、帰宅の途に就きます。

 

北陸新幹線は2024年には金沢・敦賀(福井県)間が開業予定ですので、北陸新幹線の利用状況は大きく変化すると思われます。

 

いつものように画面上ではございますが、「車椅子で行く長野の旅・路線バスで善光寺参り」をご一緒にお楽しみいただければ幸いです。


この車いす旅行記は2023年の状況に基づいています。

バリアフリーの温泉宿「はくら」さんで朝食をいただき、長野電鉄湯田中駅にむかいます

朝食をいただきました

和をテーマにした部屋で朝食をいただきました。

チエックアウトして善光寺への旅が始まります

「高齢者や障害者に配慮した宿」ということで表彰されておられました。

旅館はくら

「はくら」さんを出発です、電動の私は単独で湯田中駅へ。手動車椅子の方は自動車を手配してもらえました。

湯田中温泉

温泉街を抜けて湯田中駅へ向かいます。

駅への近道はさらに急勾配、来た道を戻ります。

道路横の湯田中温泉周辺、観光案内図

お猿さんが温泉に入っていたり、有名なスキー場があったり冬場はにぎわいそうですね

長野電鉄湯田中駅につきました 長野行きの電車に乗ります

左側が現在使われている駅舎で、右側が旧駅舎だそうです。

特急スノーモンキーの発車時刻まで余裕があったので駅周辺をめぐってみました。

湯田中駅旧駅舎

旧駅舎は有形文化財登録されているらしく、足湯などの温泉施設や車いす駐車スペースもありました。

湯田中駅(現役の駅舎)に向かいます

改札口は列車を待つ人で長蛇の列。外国からの観光客の方も大勢おられます。

湯田中駅 横の車いす対応トイレ

駅舎横に車いす対応トイレがありました。既存のトイレを改装したためか、スロープは急で施錠されていました。開けると普通の車椅子対応トイレが清潔な状態で保たれていました。

駅前は各地に向かう長鉄バスの起点になっていました

発車をまっていたのは床をめくってスロープ板をつくる、反転式スロープ板と呼ばれるタイプのノンステップバスでした

駅前に多数の車いす対応バスが停車していました、次のバスは安代温泉~渋温泉スノーモンキーパークと巡るようです。

駅構内のバス時刻表

長野行きの特急列車に乗せてもらいます

湯田中駅での乗車のようす

改札口をぬけて今回も車椅子で乗車しやすい特急2100系「スノーモンキー」で長野駅にむかいます。

 

特急2100系「スノーモンキー」車内にて

帰りは車いすスペースに陣取りました。車窓の風景が長野らしいかも。

 

長野駅につきました 

長野電鉄長野駅に到着です。

長野駅の地下のホームに着きました

 

長野電鉄時刻表(長野駅・2023年撮影)

 

改札口を出たすぐの地下道に多目的トイレがありました

車椅子・オストメイト対応フル企画トイレがありました。

 

長野電鉄地下改札口正面にあるエレベーターから地上、善光寺口側バスターミナルに出ました。ネットからでは情報が得られなかった設備です。

バスターミナルから長野電鉄乗り場へのエレベーター

長野駅善光寺口側のバス停から善光寺方面に行く路線バスに乗ります 

JR長野駅

現地、バスのりば案内をお借りして、長野駅の位置関係を説明しますね。

バス乗り場案内図

赤色の☐は地下の長野電鉄の駅に行くエレベーター

青色の☐は今回、善光寺に行くため利用したバス停

黄色の☐はJR長野駅北陸新幹線乗り場

(ご注意)☐は位置の説明のために著者が画像データ上に書き込んだものです。

表示板にスプレーで描いたんじゃないぞ。

誰もそんなこと疑うか!

 

小型のノンステップバスが発車待ちをしていました。

くるりん号という市内循環バスが運行されていました

 

長野駅から善光寺への案内図

善光寺近くにあった案内図をおかりして、先に長野駅善光寺との位置関係をご理解していただければ。

赤い〇長野駅 青い〇善光寺です。

 

アルピコ交通さんに路線バスに乗れるように事前に連絡していました 

到着したバスは電話で予約していたバスではないのですが、運転手さんが声をかけて下さったので、手動車いすユーザーが善光寺に向けて先行することにしました。

善光寺に行くノンステップバスに1人が先に乗せてもらえました

長野駅善光寺口バスターミナルには次々と車いす対応バスがやってきます

電話で予約していた時刻のバスがやってきました。車椅子のみ2名で乗車すると連絡したので、乗務員さんも2人きてくださいました。

電話で予約していたバスはワンステップ・スロープ付きバスでした

なお両方のバス共に車いすスペースは1台分しかありませんでした。分散乗車は正解でした。

善光寺へのバスの車窓から

門前町らしい景観がつくられていました。

 

 

善光寺大門バス停に到着です

 

善光寺大門前の交差点

ところがバス停には先行した手動車いすユーザーの方はおられず、周辺をさがすと道路の反対側のバス停で降りたみたい。経由地は同じでも別のバス路線だったようです。

あれ、先行したノンステップバスとはバス停が違ったみたい

❻お蕎麦屋にお参りを助けてもらえました。

バス停ちかくの老舗のお蕎麦屋さんで、昼食をとりました。入口にあったお土産の陳列棚をのけて、入れてくださいました。

門前のお蕎麦屋さんで昼食です 何を注文すべきか?高度な政治的判断が迫られる。

お店を出ると参道への階段が見えました、段があるようにしか見えなかったのでう回路はないのですか?とお蕎麦屋さんに尋ねると、車椅子を押して連れて行ってくださいました。

参道の階段(見えにくいけど段差解消がなされていました)

 

段差解消はこのような状況 お蕎麦屋さんが介助してくださいました

 

仁王門まで送ってくださいました ありがとうございました。

仁王門の左わきを回って石畳の平坦な道に、両側にお土産物・飲食店が並ぶ参道を善光寺・本堂へと向かいます。

 

 

次回は参道を善光寺本堂へとむかいます。画面上ではございますが引き続きご一緒に車いす旅行をお楽しみいただければ幸いです。

☞車椅子で行く長野県 第3話・善光寺に参拝しました 

特典画像(2004年 長野電鉄車いすで乗車を試みたのですが)

2004年撮影の長野電鉄屋代線のようす(すでに廃止されています)

長野電鉄 屋代線(2004年撮影 廃止されています)

今回の長野旅行では計画段階で、私の大好きな車いすでのお城めぐりとして松代城見学を考えていたのですが、長野電鉄屋代線が廃止されていて実現しませんでした。

2004年に「松代駅」と「象山口駅」を訪れた際の写真をご紹介いたします。松代駅近くのホテルに旅行会社の企画した「車椅子でのバスツアー」で宿泊していたので、手動車椅子で「松代城」をふくめて巡っています。

「松代駅」は片側だけ改札口からそのまま乗車できる構造で、隣の「象山口駅」は数段の階段で電車に乗ることは出来ませんでした。でも長野電鉄に無事乗車してホテルから車いすの観光客が行方不明になったら(当時は携帯電話はありませんでした)、旅行会社や他のツアー客の皆さんに多大なるご迷惑をおかけしたかもしれませんね。

 

 

ネットの情報では、最新の状況はわからないので、現地からの徹底取材を試みる鉄道ジャーナリスト

単なる乗り鉄レポーターじゃないの!

車椅子電車評論家・アシトド松井

 

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