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車椅子電車評論家・アシトド松井(オストメイト兼任障害者)
車いす利用者のための新幹線関係のブログを一覧表にしました、こちらからもご覧板ただければ幸いです
2022年に車椅子に乗ったまま客室にはいることを前提とした車いすスペース(座席を取り外したフリースぺース)のある新幹線に乗車することができ、日本の新幹線もついにその段階に来たのか(外国の新幹線車両では以前から車椅子に乗ったまま客室にはいれるスペースが確認されていました)と感動しました。
そこで以前アシトドのHPで作成していた「車椅子旅行者のための新幹線車両図鑑」の改訂版をつくることにしました。従来のHPは下記の☞をクリックしてご来意下さいね。
☞車椅子旅行者のための新幹線車両図鑑001(東海道・山陽新幹線)
☞新幹線で車椅子旅行するための車両図鑑002(東日本編)/つばめの情報有り
このブログでは「ひかり号」「こだま号」として活躍した0系と100系新幹線をバリアフリーという視点からご紹介いたします。
0系・100系新幹線はオストメイト対応トイレが日本に存在していない時代の新幹線車両ですので車いすユーザーの視点からのみのバリアフリー情報になります。0系・100系新幹線はすでに営業運転を終えていますが、東海道山陽新幹線でこのような車両が運行されていたのだ程度にご覧いただければ幸いです。
🟩100系新幹線
1️⃣東海道新幹線にて車椅子で乗りました
🟠100系新幹線がホームに停車しているようす
❶東京駅で出発時刻を待つ
左側に写っている業務用エレベーターが車椅子ユーザーをホームへと運んでくれていました。
❷米原駅で降りてみたら業務用エレベーターもなく、エスカレーターは途中から階段に!
少なくとも新幹線のホーム(同じ駅の在来線ホームは除く)からは、業務用エレベーターかエスカレーターがあり、階段を担いでもらわずに利用出来るのではないか、と思っていた私の「夢想」を完璧に叩き崩し、「車いすでの新幹線旅行」もバリアフリーでは無いことを教えてくれた最初の新幹線停車駅が米原駅でした。
なお京都・新大阪方面ホームにのみ業務用のひっそりとした通路があり、外部の公道に出ることが可能でした。
100系新幹線の個室はベットとしても使えました。私が個室を出ると入れ替わりに「鉄道警察隊」の方数名が着替えのため入ってこられたこともあり、乗客のためだけではない。多目的な室でした。
🔴の所にゴミ入れがあり、多目的室内の座席に乗り移らず壁にもたれてウトウトしていると、ごみ入れの閉まる衝撃音で度々おこされてしまいました。
🟢100系新幹線・車いす対応座席
画像が荒くてすみません、このようなデーターしかみつけられませんでした。
座席が固定式の100系新幹線に乗車しました。進行方向にあわせて座席の向きを変えることが出来ず、写真手前の車椅子の乗客の座席と、右側の座席の向きが逆方向に固定されていることがお分かりいただけるでしょうか。
新幹線の食堂内に入るための細い通路に細身の車椅子の方が入って行かれたので驚いてしまいました。
🔵100系新幹線・車いす対応座席
車掌室を多目的室に転用したものだと、うかがっています。
🟣100系新幹線・車いす対応トイレ
2️⃣100系新幹線に車椅子で山陽新幹線にて乗りました
🟡100系新幹線車両とホームの段差に注目
こちらも何度も同じ写真をご覧いただき申し訳ありません、100系新幹線がホームと車両の段差そしてすき間(カーブ状にある駅のホームは例外)が少なく、車椅子での単独乗降が可能だったことをお分かりいただければ幸いです。
🟠100系新幹線の車いす対応座席
私の体験した範囲では山陽新幹線の100系は普通車でも一列4席(東海道新幹線は5席)に改装されており、ゆとりのある座席になっていました。そのうち1座席を取り外した車いす対応座席は2台分、車いす固定のヒモがあるのは1席のみ、グレードの高い座席のアームレスト(ひじ当て)は固定式、両足のそろっていてまだ運動機能の高かった当時の著者の残存機能をもってしても座席に乗り移ることは出来ませんでした。
🟣100系新幹線多目的室の案内表示
多目的室には体の不自由方を優先するとの表示はありませんでした。施錠されており短時間の乗車で車掌さんも来られず、内部の状況は確認できませんでした。
🟤100系新幹線・車いす対応トイレ
こちはら東海道新幹線車いす乗車体験した100系と全く変わっていませんでした。
🟦初代新幹線0系
に車椅子で乗車したのは一度だけでした
今となってはとにかく画像データー(当時はネガフイルム)も車いす乗車体験も少なく、いっぱい走っていたのにもっと乗車しておけば良かったと後悔しております。
🟣0系新幹線の先頭部分が写った貴重なお写真
近くに鉄道博物館があるのだからそこで写してきたらいいじゃん?
そんなことは車いす鉄道マニアのプライドが許さないのだ!
①東海道新幹線の0系
写真右側には当時の新幹線ホームへの唯一の車椅子ルート、業務用エレベーターが写っています。
②山陽新幹線の0系
🟠導入当初・新幹線のデッキに設けられていた冷水器
私が車いす生活になってから0系新幹線に乗ったのは一度だけ、突然思い立って改札にで申し出たのですが、荷物用エレベーターでホームにあげてもらってスムーズに車内に案内じて下さいました。0系も車両とホームの段差がなく自力で車内で(当時は渡し板はありませんでした)、幅の広い扉の車両に案内されたのですが車いす乗客用に拡げられた扉ではなく、食堂車や車内販売用の物品搬入用の扉でした。
当時の新幹線はデッキには冷房が入っておらず、自由席の車内の通路で涼をとろうと試みたのですが自動ドアがすぐにしまい車椅子が挟まれてしまって、デッキの前でおとなしくしている以外に、車内での居場所はありませんでした。
目の前に子供のころ開業したばかりの東海道新幹線で冷たい水が飲めるというので、度々足を運んだ(中途障害の私は子供のころは足が機能していた)冷水器が残つていました。多目的室・車いす対応トイレは見つけられずバリアフリー関連の情報は得れませんでした。
0系新幹線にも段差がなかったぞ~! 300系から車いす単独で乗れなくなったんだ
過ぎ去った昔のことをいつまでもねにもつやつじゃ・・・
🟤私が0系新幹線にも車いすに配慮した車両が存在したと考えている理由
①鉄道情報雑誌に0系新幹線の車いす対応についての記事をみた覚えがあること
②山陽新幹線で運行されていた0系新幹線の車いす対応車両の写真を見せていただいたことがあること。設備の内容は山陽新幹線で体験した100系新幹線と同じでした。
いずれも私自身が確認したものでは無いのでこの程度の紹介にとどめておきます。
自分で乗車体験した記事で無けれは車いす鉄道マニアのプライドが許さないのだ!
そんなことにこだわっているから視聴率?が上がらないのじゃないの?
車両のイラストから考えて「のぞみ」は500系・「ひかり」は300系・レーススターは700系・「こだま」6両編成は100系ではなかったかと記憶の糸をたぐり寄せています。山陽新幹線で運行を終える直前の0系新幹線車両は4両編成でしたので、「ご案内」一番下に描かれているのは0系で車いす対応車両は3号車ではなかったのかと推測しています。
博多南方面の表示に気づき、この区間なら新幹線車両に格安に乗車できるのにと思った方がおられましたら。あなたは立派な鉄道マニア、鉄っちゃん・鉄子さんですよ❣
新幹線ホームなら必ず業務用エレベーターがあるはずと油断してでかけて、階段を担ぎ降ろしていただき駅員さんにご迷惑をおかけした。見切り発車の専門家?
車椅子電車評論家・アシトド松井