アシカなくてもトドまらず

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車いす乗客のための近江鉄道物語 第4話 新駅の開業と既存駅のコミュニティセンター化でバリアフリーに変わる近江鉄道

近江鉄道沿線にて(古い車窓風景も含めて)

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車椅子電車評論家・アシトド松井

車いす利用者のローカル線の旅のブログを一覧表にしました、こちらもご覧板ただければ幸いです

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第3話まででご案内したように近江鉄道へJR線から乗り換える接続4駅のバリアフリ化が行われ、車イス・ベビーカー・その他の歩行弱者の方の近江鉄道利用環境は著しく改善されることになりました。視覚障害の方とは、乗り合わせたことがあるのですが、バリアフリー化された駅の近くに住む電動車いすユーザーの知人は米原駅から新幹線に乗られる際にも、自動車で行かれるそうで近江鉄道に乗られることは無いようです。

自転車と共に乗車してサイクリングを楽しむ方もおられるようですが、私がめったに利用しないためかもしれませんが、沿線にお住いの車イス利用者の方を見たことが無くバリアフリー化以外にも課題があるのかなぁと思っています。

近江鉄道平成の大合併の前に駅を「コミュニティセンター化」する動きが八日市より北側(彦根寄り)の地域で多数みられました。

🟩ここからは私が体験した近江鉄道の駅を画面上ではございますがご一緒にお訪ねいただけれる時間が持てれば嬉しく思います。

最初に切符の裏側に記載されていた路線図で駅の位置をご確認下さいね。

近江鉄道路線図(1日乗車券の裏側をおかりして紹介)

写真がピンボケですねー、こんな画像を掲載するなんて障害者だからといって甘えてるんじゃないですか!

鳥居本駅

ホームの端の階段の横にスロープ通路を設置していただきバリアフリー化、従来からある木造の趣のある駅舎にも車イスではいることができました。(2007年に利用)

鳥居本駅と従来の駅舎に行けるスロープ通路

司馬遼太郎氏の歴史小説関ケ原」を読んだところ、西軍の実質的総大将・石田三成の居城佐和山城は琵琶湖側が正門ではなく、鳥居本側に大手門があったということでしたので行ってみました。ところが城跡と思われる山に近づこうとするうちに車イスで通行できる道が無くなり、遠くから眺めるだけであきらめてしまいました。

石田三成の居城佐和山城に車イスで行こうとするのですが・・・

水口城南駅

旧東海道の宿場街だった水口の中心にある駅で、甲賀市役所などの官庁街も近くにあります。当時の写真(2006年)をみると駅近くの公衆トイレに車いす対応のものがうつっているのですが古いものですので現在状況は不明です。スロープは緩やかにするために折れ曲がって設けられていました。

水口城南駅のスロープ通路と水口城の桜

駅近くにある水口城跡にも行ってみました、後方に写っている櫓は本来の位置とは無関係なところに水口城資料館としてつくられたものです。お堀の橋を渡ることは出来たのですが、そこからは砂利と資料館へは階段があり近づくことはかないませんでした。

水口城資料館には石段がそびえる
せっかく遠くから来たのだからいれてケロ
世の中は障害者(一般の人も含めて)に対してそんなに甘くはないのだ!

この城は江戸時代にになってから将軍上洛の際に使用するためつくられたもので、石田三成と共に西軍として関ケ原に参陣した長束正家(豊臣政権の五奉行の一人)の居城・水口城は別の場所にあり、区別するため「水口岡山城跡」として史跡になっているそうです。

 

私は子供のころ「近江源氏の系譜」という本を読んで、近江鉄道沿線の城跡をいくか覚えていたので、織田信長の上洛の時に落城した「観音寺城 近江の守護大名・六角氏の居城」の支城「美作城」和田山城」、そして本能寺の変のあと.信長の一族が身を寄せた日野城などを遠くからでも良いので見に行く計画をたてたのですが、石段や山道そして出かける直前に体調を崩したりして実現しませんでした。

 

近江鉄道バリアフリーの話から、貴方の大好きな「車椅子でのお城めぐり」にテーマが変わってしまっていますョ。

すみません、話題を「近江鉄道の駅めぐり」に戻しますね。

ひこね芹川駅

一般道や住宅地からは高い位置につくられており、緩やかにするためにつづら折りに設けられた長いスロープ通路を利用することにないました。車椅子・オストメイト対応フル規格トイレがホーム上にあり男女・障害の有無に関わらず利用するようになっていました。

(2010年の利用時点で)

ひこね芹川駅 つづら折りのスロープ通路

車両とホームの段差の少なく降車時には渡し板が要らない駅を幾つか体験しました
(2010年ひこね芹川駅にて 運転手さんの介助を受けるものの渡し板は不要でした)

駅のスロープを下った後に近くの商店街でしか入手できないという、「しまさこにゃん」のぬいぐるみを見に行ったのですがお店がお休み。足じゃなく車イスをのばして、彦根城博物館にいくと運よくひこにゃんの撮影会の時間、砂利と段差の介助を係りの方と観光客の方にお願いし、ひこにゃんにあうことが出来ました。

ひこにゃん」の撮影会に間に合いました

彦根市に影響力のある有力者の方がご覧いただいていればおねげぇがございます。

舗装された通路から「ひこにゃんの撮影会」があるの彦根城博物館の縁側まではわずかな距離なのでごぜえますが、砂利が深く門に敷居があって、数人の方に介助を受けなければ車椅子のオラ達には「ひこにゃん」様にお目に掛かれません。なにと車いす利用者の願げぇをお聞きとりいただき、美観の配慮したかたちで、通路を整備していただけますよう。お願げぇいたしますだ。

なんでお代官様に農民が直訴しているような表現になるの、時代劇の見過ぎ?

義民・佐倉宗五郎さまの時代直訴は家族ぐるみの命がけだったんだよ。

 

後日、障害者団体の会合でボランティア活動をしておられる方から「しまさこにゃん」のぬいぐるみのホルダーを見せてもらいました。うらやましいよ~!

しまさこにゃん

イタリアンに行って贅沢したな!

愛知川駅

愛知川駅(2003年撮影)

愛知川では「びん細工手まり」という手まりをガラス瓶にいれる工芸品があるそうで、駅舎の写真右側にうつっています。

 

愛知川駅のホームに降りて踏切を単独で渡って改札口へ(撮影は乗客の方に依頼)

愛知川駅は2003年に訪れています。駅舎のみコミュニティセンターに先行改造されたためホームは直されないのかと 心配していましたが、しばらく後にホームのスロープ通路設置も実現しました。

愛知川駅舎(コニュニティセンター)へのスロープ通路
この写真は車窓から撮影した比較的新しいものです

近江鉄道開業当初はホームの中心部分に跨線路が設けられ、階段で反対側のホームや改札口に移動するという構造で駅を造られていたようで、バリアフリー化のためスロープを設置しようとすると、複雑な構造になり費用面の負担も大きかったのではと推測しています。

河辺の森駅

河辺の森駅は2003年開業。スロープ、 車椅子・オストメイト対応トイレを男女 別設置。駅の電力をソーラーパネルと 風力でまかなっているハイテク駅でした。
(2004年に利用)

河辺の森駅と周辺の風景

河辺いきものの森(近江鉄道河辺の森駅から車イスで訪れました)

河辺いきものの森

里山での生活が体験できる自 然公園、自然を利用した施設 なので、車椅子で通れない所 もあるのですが、ネーチャセ ンターより車椅子でも利用で きる木道が整備されていて、 車椅子で森林浴が楽しめます 。車椅子対応トイレは二ヶ所 確認、近江鉄道河辺の森駅 より著者の車椅子で20分程 度の距離でした。
(2004年に訪問 現在は状況が変わっているかもしれません



スクリーン駅

スクリーン駅は2008年春開業。スロープ通路がありホームまで車イスでたどりつけます。車いす対応トイレは改札口の外側にありました。駅名の由来になった大日本スクリーンの工場は駅の真正面。スクリーン駅には多目的トイレと男子用小便器のある二つのトイレがありました。
(2008年に利用しました)

スクリーン駅 改札を出ればすぐに事業所

 

平田駅

平田駅は相対式ホームで、2006年にスロープ通路が完成、車椅子・オストメイト対応フル規格トイレが改札口の外側にありました。駅舎も同時期に建て替えられたようです。
(2006年に利用しました)

 

平田駅  左下の写真はバリアフリー化される以前の改札口

画像データーを整理していたら、車窓からうつした「ひらた」と駅名が確認できる木造の駅舎に写真が見つかりましたので掲載しています。ホームから改札口に降る階段が設けられていたようです。 

 

多賀大社前駅

コミュニティハウスされて、外側に車椅子・オストメイト対応フル規格トイレが設けられていました。駅前に大きな鳥居があり多賀大社での参道が続いていました。2003年に訪れています。

コニュニティハウスとなった多賀大社前駅

駅の改札口奥に電車が写っていて、駅前から平坦に乗車できることがわかりますか?

多賀大社前駅のホームのようす

高宮駅から別れれる多賀線の終着駅(頭端式ホーム) 2003年撮影

多賀大社前駅の改装以前の写真を見たことがあるのですが、頭端式ホームで階段を作る必要はなく「大学前駅」同様当初から車イスでの利用が可能だったのではないかと考えています。

 

 

掲載する良い写真(圧縮した小さな画像データーはあります)がなくなりましたのでこのシリーズは一旦終了しますね。近日中に「多賀大社前」「豊郷」などに出かけられればと考えていますので、続きを掲載を続けられればと考えています。

 

長い年月をかけて、完全ではないものの、バリアフリー化した路線ですので、近江鉄道利用促進を心から願っています。

 

車椅子電車評論家・アシトド松井

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