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車椅子電車評論家・アシトド松井
新幹線をバックに五重塔が映し出され、「京都に着きました」というテレビなどのシーンでお馴染みの「東寺」では毎月21日弘法市(弘法さんと呼ばれています)という縁日が行われます。今回は、車椅子で京都の伝統的な縁日「弘法さん」を画面上ではございますが、ご一緒いただければ、幸いです。
東寺への旅の起点は、いつもお馴染みの、近鉄・京都駅になります。目的の近鉄・東寺駅は一駅目で、車椅子でも20分程度でたどり着けますが、今回は高校での「人権学習と車椅子体験」の講師料が入りましたので、豪華・近鉄電車の旅?にしました。
京都・近鉄駅で介助を受けて電車に乗せてもらいます。
すぐに近鉄・東寺駅に到着
近鉄・東寺駅のようす
近鉄・東寺駅には以前からからエレベーターが設置さわていたようで.私は1994年に利用した記憶があります。地上階・改札口内に車椅子・オストメイトフル規格トイレが設けられていました。
弘法さん(縁日)が行われている東寺に向かいます
駅改札口を出ると目の前が「丸条通り」になります。西(駅の改札口からみて右側)が東寺の方向です。
上の写真左手のコンビニエンスストア「セブンイレブン」が古都の美観に配慮した外観に造られていることがわかりますか?九条通をさらに西へ、まもなく東寺のシンボル「五重塔」が見えてきます。
東寺・東門からは車いすでは入れないよ(段がある)
東門右側の駐車場への入り口から境内へ入れました
多目的トイレを発見、利用してみることに
車いすに対応したトイレのみて、オストメイト対応の施設はありませんでした。
駐車場から門をくぐり抜け露店が並んでいるエリアにむかいます。
東寺・弘法市
食べ物屋さん、衣料品、骨董品のお店など、多種多様な露店が並んでいます。
比較的新しい多目的トイレを見つけました
なお今回、私が東寺境内でみつけた、オストメイト対応トイレはここだけです。オストメイトの仲間の皆さん、東寺参拝の際にはご留意くださいね。
多くの寺院・仏閣のトイレで体験しているのですが、砂利道からスロープ通路との接続がうまくできておらず。段差ができていたり、砂利がほれて前輪がとられるような、へこみが出来ているところがあるのですが、ここでは上手くつくられていました。
東寺の弘法市は露店がたくさん出ています。
縁日の中に学校がある状態みたいだけど授業になるのかなぁ。
縁日に来たのだから露店で昼食をとることにしました
ところで、アメックスつかえる、d払いは 軍票は?(お金の一種だよ知ってる?)
露店で出来そうにない決済手段ばっかり尋ねて、京都名物「いけず」か!
双方の露天商の方が席を作って下さいましたが
私たちは、おっちゃんどこでも座れてていいなあ!の人たちなのです。こればっかし!
外国人観光客の方も五平餅でビール―をお楽しみでした。
西院御影堂では、大勢のお坊さまによる読経が行われていました。
地元案内板によると、歴史小説家・司馬遼太郎先生が京都に来られたら際、待ち合わせ場所にされたのが、西院御影堂であったとのこと。
私が待ち合わせ場所に使ったら「記念碑」ができるかなぁ。
大勢のお坊さんが祈りをささげられます。
砂利道はうまく進めないので、石畳の道をさがして東寺をめぐります。
ハスの花の季節には少し早かったみたいですね。
石畳を機嫌よく車椅子で進んでいると
石畳のすき間にキャスター(車いすの前輪)を落としてひっくりかえるかも。お寺の石畳は車いすの通行を想定していないところが多いので気をつけましょうね。
東寺境内のお堂を幾つかめぐりましたが、車いすで入れそうな所は「食堂」だけでした。
食堂内に入れてもらい参拝します
多くの文化財的価値のある寺院のお堂がそうなのですが、外付けのスロープ通路は緩やかに作っていただけても、お堂に入るための敷居高くスロープは急勾配になっています。今回も一般の参拝客の方が助けてくださいました。
足が悪くなかなか、出かける機会もないので、有料拝観エリアも見せてもらうことにしました。
食堂正面の拝観口から、講堂・金堂・五重塔がある有料拝観エリアに入れてもらいました。窓口の方が「車いすでご覧いただけるところはないですよ」とアドバイスいただいたものの。薬師三尊・立体曼荼羅など密教を代表する仏さまを門のすき間から少しでも拝めればと入れてもらいましたか。お堂に近づくためにも石段があり、かないませんでした。
東寺のシンボル・五重塔
間近に見ることが出来ました。
同行の手動車椅子ユーザーは深い砂利を嫌って「有料拝観エリア」には付き合ってくれませんでしたので、一般の観光客の方に写真をお願いしました。
2023年11月にライトアップされていた東寺・五重塔(追加の画像です)
ブッダン サラナン ガッチャーミ
車椅子電車評論家・アシトド松井
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