アシカなくてもトドまらず

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車椅子用 渡し板 (鉄道マニア向け図鑑・番外編)

車いす乗客が車両に乗り込むための渡し板も多種多様

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車椅子電車評論家・アシトド松井

私は1993年頃、京都の山陰線の列車にお手製の木製渡し板で乗車させてもらって以来、種々雑多な「車いす用渡し板」を設置していただき、電車・鉄道を利用させてもらっています。今回は鉄道マニア向けに、車いす乗客のために進化をとげてきた「渡し板」の図鑑を作ってみることにしました。

「鉄道の渡し板図鑑」を作ったところで、そんなものをご覧になられるマニアの方がおられるんですかねぇ?

多様性の時代、鉄道マニアだってバリエーション豊富。ひょっとしたら高い評価をえられるかも。

 

渡し板が急勾配になったので駅員さんや一般乗客の方が助けて下さいました。

ステップのある気動車と低いホーム 駅のバリアフリー化が進んだ都市部の車椅子ユーザーにわかるかなぁ?

 

既製品でないオリジナルの木製タイプの渡し板

木製の手作りタイプ(既製品ではないという意味)ひょっしたら他の用途からの転用かも

 

 

 

❷2本の渡し板をタイヤの幅にあわせて設置する

2本の枠付き板を別々に車イスのタイヤの幅に合わせて設置するタイプ

 

駅員さん2人係で微調整しながら設置して下さいました

 

 

枠のない平らで広い2つの渡し板を設置するタイプ

 

❸2本の渡し板をひとつにまとめたタイプ

(軽量化をはかるため?)

2つの渡し板をつなげて一体化したタイプ

 

❹運転手さんに車いす乗客の降車駅を知らせる渡し板

木製の渡し板の裏側に行き先を表示 運転手さんに知らせる

 

❺電球を点滅させ電車の扉を閉めるときの安全確認を助ける渡し板

渡し板の側面が点滅して電車のドアが閉まる時の安全はかる

 

❻渡し板をホームに立てかけておいて、一般乗客の方に協力を依頼する

 

渡し板を使っての乗車のようす

 

駅のホームに立てかけられている木製の渡し板

❼扉の幅が狭いので先端を細くした渡し板

 

車いす利用者の乗車を想定ていなかった特急にも乗りました

 

渡し板は狭い扉に合わせて先端は細くなっています

 

多くの場合、車内での車いす利用者の居場所は扉の前だけでした

寒いから客室に入りたいよ~ トイレも行きたいよ~

車いす利用者の行けるところは列車にはないのだ!

 

車内販売準備中の方が作業スペース確保のためか、頻繁に客室に入ることをすすめられたりしても・・・  客室内の通路幅が狭くて入れないんだョ~

JR北海道の特急ライラックの場合は荷物用の収納スペースがあり、そこに入ることが出来ました。

❽渡し板が設置しづらい列車にかける橋

なんか「戦場にかける橋」みたいだね!

JR関西本線 非電化区間を走る列車に乗りました

JR亀山駅~JR柘植駅間(三重県)にて車椅子でローカル線の旅  

 あなと越えたい加太越~🎤

歌詞が間違ってるぞ

内側に折りたたむ扉で斜めに段差がありました  車内段差にタイヤが落っこちそう

 

渡し板は斜めに設置 扉が狭いので広げられず波打って

波打つプールならよかったのにね

 

❾渡し板は設置不能!?な寝台特急電車

こんな電車に乗ろうとするなんて障害者様ご無体な

寝台特急の内部を改装して普通電車として運行されていました

 

扉は狭く内側に折りたたんで開き  段差は円形になっている

以前は「TOWN トレイン」というヘッドマークを付けて運行されていたので、座席から寝台へと変えられる寝台特急普通列車に改造した419系ではないかと推測しています。

車両系鉄道マニアの方ならご存じですかね?

他にも長野電鉄の1000系「ゆけむり」などが車椅子での利用が困難な車両のようです。

☞車椅子で行く長野県 第1話 ・湯田中温泉へ特急乗りまくりの旅 参照下さいね

 

❿渡し板が金属製ですごく重い

 

渡し板は車内に設置されていたのですが、すごく重い

試しに持ち上げようとしたら腰を痛めそうでした

脊髄損傷であるけないくせに今さら何をぬかいしておる!

折り返しの駅では社員さん2人で設置して下さいました

 

❶すき間をせまくして「渡し板不要」と報じられたものの  やっぱり渡し板があると安全だったパターン

 

ホームと列車のすき間を狭くしています ゲート

 

さらに渡し板を設置して下さいました

❷車輪付き渡し板は4つのパーツから出来ていて折れ曲がる巨大なもの

白いかもめで終着駅へ

 

車輪付きの渡し板が運ばれてきました

 

扉の中に押し込んで

平らにします

渡し板設置の駅員さんは大変だねと見守る客室乗務員の方(著者の作文)

車内からの写真だと4つのパーツから出来ていて折れ曲がっていることがわかるかなぁ!

「渡し板マニア」かなん知りませんけど、早く乗降して下さると有難いんですけど…

 

 

こんな記事に「鉄道旅行」とか「鉄道マニア」とかのタグ(検索時の分類だと思っています)を付けてもいいと思っているいるのか!

だって車いす鉄道旅行をした結果このような写真が撮れたのですし、私は乗り鉄なんだもの。

 

 

この図鑑は1990年代から撮影し始めたもので既に無くなっている渡し板や車両も掲載しています。

 

以前撮影した写真や、新たに体験した「渡し板」の記事を追加・更新していきますので、興味のある「渡し板マニア」の方はときどきご覧に来て下されば幸いです。

そんなやつおらんだろう!

特典画像(1994年以降 タウントレインを撮影・乗車しました)

❾で渡し板は設置不能!?な元寝台特急電車」とご案内しましたタウントレインに私は通算3回乗車しています。乗降口の幅が狭くて折りたたみ式の扉を車椅子のリム(車輪の外側に付けられた車いすを手で動かすためのリング)で押し広げながらの乗車、単独乗車は不可能で駅員さんに押し上げて(2人で介助のときは車内からも引き上げる)もらいました。

タウントレインには通勤電車のような運転台の車両も

 

タウントレインを間近で撮影するため北陸線のホームで待機

ところで上の写真は無人駅のようですが、どのように電車の乗降をしたのでしょうね?

まさか車椅子の乗り鉄とか言っておいて、自動車で撮影に行ったのではないでしょうね!

 

「鉄道の渡し板」も調査研究している車いす総合外出マニア

車椅子電車評論家・アシトド松井

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