このブログはシリーズです、こちらもご覧くださいね。☞「光る君へ」の世界へ
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車椅子電車評論家・アシトド松井
2024年放送の大河ドラマは紫式部を主人公にした「光る君へ」ということで、紫式部のゆかりの寺院・石山寺のある滋賀県大津市では大規模な観光客誘致活動がなされてます。一般観光客(健康で歩ける人という程度の意味)向けの案内は、地元自治体・大津市さんにおまかせして、車椅子ユーザーの観光客向けの案内はブログの画面上ではございますが専門家である「車椅子電車評論家・アシトド松井」がご一緒したいと思います。
専門家じゃたと? うぬぼれおって!
最初の写真をご覧いただいただけでも,
「周囲に迷惑・観光をなさいましたね。懲りないお人じゃ」
(日頃私の介助をしていただいてる方がなさりそうなコメントを、著者忖度のうえ代読)
と言われそうですね。
JR石山駅・京阪石山駅からの車イスでのアクセス方法につきましては、下記のブログをご参照ください。
☞車いすで大津石山寺 大河ドラマ「光る君へ」・放映前バリアフリー度確認です。
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ここからの記事は2024年2月の状況に基づいています。
❶石山寺の東大門を通って、参道に入ります。
石山寺東大門のスロープ通路
ところが・・・
簡易電動車椅子の方は単独で上りましたが、敷物の下の石が凸凹しているので手動車いす単独では難しいく、困っていると観光に来られていた方が助けに来て下さいました。
ありがとうございました。
石山寺東大門のスロープ通路の敷物は新しいものに取り換えて下さっていました。ざんねんながら下の石の坂が凸凹したものでしたので、電動車椅子の私は単独で上がり降り出来ましたが。手動車椅子では車輪が取られてしまい、一般参拝客の方に介助をお願いすることとなりました。
❷脇の門から車イスの参拝者は出入りする事になります。
■参考写真 比叡山延暦寺参拝のようす(ずいぶん前の写真です)
❸東大門から入って参道の案内板を確認
大河ドラマ関連の展示は2025年1月31日までのようです。
❹参道の石山物産館として使われている捨翠園
参道の石山物産館のスロープ板は(滑り止めのためか?)凹凸のあるもので、車いす単独では入ることは出来ませんでした。以前、訪れた時に内部のスロープは凹凸のないスロープ板でしたので、このような形態の物に変えていただけると車いす利用者の立場としては助かります。ご配慮頂きますよう宜しくお願いいたします。
🟥明王院 光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館
🔴大河ドラマ館(明王院)横奥側のトイレ内には車いす対応トイレが確認できました
境内の案内図にはトイレのマークはあるものの車いす対応の表示がなく、シンボルマークをつけていただければ助かります、なお車いす対応トイレは「大河ドラマ館 横」と「バスの利用する駐車場」にありましたが、オストメイト対応のものは見つけられませんでした。
🔴大河ドラマ館(明王院)への最初の一段の段差と奥の階段(靴を脱いで上がる所)に長いスロープ板を設置作業をしていただいている様子
車イスの介助について
大河ドラマ館に入るためには最初に1段、そして建物内に2段の段差がありました。最初の1段は職員の方の介助を受けるのですが、あまり車いすの介助方法をご存じないように感じました。
介助の方・腰に負担をかけないで!
手動車椅子の場合、キャスターとよばれる車いすの前輪を上げて後ろから押してもらうと腰に負担が無く介助できる場合があるので下記のようなブログを作りました。
☞車椅子の介助 理学療法や介助方法の勉強をしたことのない者の独自研究
参考程度にご覧いただければ幸いです。
■写真でおねだり わずかな段差解消には写真右下のようなスロープ板が欲しいョ~
大河ドラマ館程入口1段程度の小さな段差については下の写真のようなスロープ板も準備していただければ、すいぶん状況がかわると思います。ご配慮をお願いします。
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🔴大河ドラマ館(明王院)に長いスロープ板を設置していただいて、介助をうけて入館します。
大河ドラマ館内部の2段の階段は長いスロープ通路を準備いただきました。
このスロープは隣接する「恋するもののあわれ展」の建物に車いすで入る際にも使われます。
平日訪れた時にはさほど感じなかったのですが、休日に訪れた際には、スロープ板を設置していると大勢の観光客の入館が滞ってしますので、「車いすでも入れてもらえますよ」と大々的にPRしてもよいものか、そう思うならブログに上げるなよ!このあたりが既存の宗教の研修施設を利用した今回の展示会場の悩ましいところかも・・・。
🟦世尊院 源氏物語 恋するもののあわれ展
大河ドラマ館と恋するもののあわれ展の移動はスロープ通路で整備されていました。
恋するもののあわれ展(世尊院)側のようす
こちらはスロープ板も傾斜も緩やか(建物の床が低いようです)で、建物正面の石による段差や砂利も板で解消されており、スムーズに見学することができました。
ないぶん1年間という短期間の既存の寺院施設を利用しての展示ということで、バリアフリー化にはおのずと限度があると思います。完全なバリアフリーというのはあり得ないかもしれませんが、関係者の皆様にはできるだけ多くの方に「大河ドラマ館」を楽しんでもらいますようご尽力をお願いいたします。
JR石山駅・京阪石山駅からの車イスでのアクセス方法につきましては、下記のブログをご参照ください。
☞車いすで大津石山寺 大河ドラマ「光る君へ」・放映前バリアフリー度確認です。
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平家物語は清盛・知盛の話なので、源氏物語は頼朝・義経の話だと思っていた
車椅子電車評論家・アシトド松井