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車いす城郭評論家・アシトド松井
復元された名古屋城本丸御殿、簡易電動車いす利用者と手動車いすユーザー2名同行介助者なしで訪れたようすをご紹介いたします。画面上ではございますが絢爛豪華な大名屋敷の内部を車いす目線でご一緒にお楽しみいただければ幸いです。
この記事は2025年に著者が訪れた状況に基づいています
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天守左下に復元された建物の一部が写っています。
本丸御殿の横に目立たぬようにつくられたスロープ状の通路から入れてもらえました。
御殿に入る前に
(質問1)介助者はいらっしゃいますか?
(質問2)用意されている車いすに乗り換えることは出来ますか?
という質問を受けましたので、回答は二問とも「いいえ・・・」
すべてに「ハイ」と答えられなければ入場できないのでは とドキドキしてしまいましたが、タイヤを拭いていただくことで入れてもらうことができました。前輪には手が届かなかったもののできる範囲で雑巾をおかりして自分でもふき取りました。
足先には床を汚さないようにビニール袋をつけていただいたのがわかりますか
御殿内の混雑防止のため一定の人数づつ入場案内されているようでした。
肩を痛めているので長距離の移動はキビシかったのですが、簡易電動を手動操作(ニュートラル)に切り替えて再現された建物を傷つけないよう、さらに周囲の見学者にも気を使います。身体の一部と思いたくても車いすは金属制で生身で出来てはいないのですネ。
そういう割に人ごみの中にも行くようですね
段差解消は仮設と思われるスロープ板でおこなわれていました。杖を使用する方はスロープでは逆に転倒リスクがあると教えていただいたのですが、広い御殿内をめぐることになるので車いすを借りられることが安全だと感じています。
閉鎖されていて正門から入ることは出来できません
御殿内部から石垣のある風景の望める、車いすのお城好きとしては、なかなか見られない一瞬です。
向きを変えて移動しようとしたら、隣の方は突然しゃがみ込まれて撮影に夢中。足に前輪がぶつかりそうに。ほかにも込み合ってくると車いすユーザーのいる部分は高い視線からは空いているように見えるのでどんどん押されてしまったり。
割と気をつかってますよ
御殿の中には絢爛豪華な部屋の上座から謁見をする方もおられれば、すぐ近くのかまどで作業される方もおられたということですね。
名古屋城本丸のお土産店横に普通の車いす対応トイレがありました。
🟪名古屋城を出て名古屋城駅に戻ります
手前の名古屋市役所の角に地下鉄・名古屋市駅へのエレベーターのある入り口が写っています。
名古屋城駅(地下鉄名城線)の段差と隙間解消
名古屋城駅ではホームをスロープ状に、そしてくし状ゴムを組み合わせての隙間と段差解消が行われていました。
スロープ部分が割と急勾配で、小さな前輪(キャスター)を上げての単独乗車は難しかも。前輪の大きな電動車いす利用者の方が安全に乗降できるのでは?という感想を持ちました。
渡し板を設置して下さいました。
名古屋港水族館へ向かいます
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車いす城郭評論家・アシトド松井