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車いす電車評論家・アシトド松井
（勝手に）特別企画シリーズ
☞福井鉄道 いくつもの段階・年月をかけてバリフリー化を実現した地方鉄道
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1994年に自動車を使って福井方面を旅行したのですが、福井鉄道や京福電車（えちぜん鉄道に引き継がれます）に乗車体験できるのではと多少期待してＪＲ福井駅（1994当時は階段のみ）近くに宿泊して駅・電停のようすを見に行ったのですが、現実は厳しかった。
初めて見た福井鉄道は道路の中央に電停がある路面電車で、電停へ上がるためのスロープは無くさらに一般車両のような大きさの電車の外側に扉と連動して自動的に設置される2段の階段（ほかに名称があるのかもしれませんが、私には階段にしか見えませんでした）さらに車内段差が一段あり足腰が健全な方以外は乗車は難しい、この階段を車いすで担ぎ乗せてもらうなど想像だに出来ない、最も車いすでの利用が困難な鉄道路線をみせていただいたと感じました。
このブログは福井鉄道のバリアフリー化の過程を著者の体験した範囲でご案内いたします。駅名・車両や運行状況等は訪れた時点のもので「撮影年」などと記載してご紹介しております。最新の状況はご自身の車いすでお確かめいただければ幸いです。
❶それでも2004年に武生新駅で乗れるらしいというので乗車体験を試みることに
車いす鉄道旅行仲間から、始発終着で列車が折り返す頭端式ホームの福井新駅（当時の駅名）からなら福井鉄道に乗車できるというお話を伺い。最寄りのＪＲ武生駅が改札口側だけが降りられることを知っていたので2002年（平成14年）に出かけてみました。
まあダメなら同じ電車で戻ってくりゃいいジャン
ＪＲ武生駅で下車します
ＪＲ武生駅は2002年当時、跨線橋の階段のみの駅でしたが到着した改札口と直結したホームからスロープで一般道に降りることができました。大手量販店を挟んで反対側に福井鉄道・武生新駅があります。
武生新駅へ
武生新駅で折り返し運転です（2002年撮影）
ホームの下に隠れて見えませんが扉の開閉にあわせて自動に設置される2段の階段が車体の外にそなえられています。
車内に引き上げて下さつた駅員さんに「田原町駅は車いすで降りられまっすか？」と伺うと「人がいるから大丈夫です」とのこと。まもなく世間でよくある見解の相違が判明いたします。
❷福井鉄道で田原町駅をへ 車いすで降りられる駅はあるかなぁ
電車の横に自動車が走っています（2002年撮影）
では２段の階段が設置されます（2002年撮影）
いつものように車窓から・そして開いた扉から精一杯車いすで乗降できそうな駅をさがすもののみつけられませんでした。
❸終着・田原町駅に到着したのですが 誰も来てくれないの😟
田原町駅に着き扉が開いたのに駅員さんや鉄道会社の方のお姿はなく、降りられなくて車中に残されオロオロ😰していると心配した乗客の方が戻ってきてくだされ、車内段差さらにホームの２段の階段を車いすの後方を支えて降ろしてくださいました。
助けて下さったよ
状況がわかり落ち着いたところで、駅に来られた別の利用者の方に写真をうつしていただきました。
どうやら「人がいるから大丈夫です」というのを駅員さんが介助に来て下さると思ったのは私の誤解で、「乗降客がおられるので助けてもらえるよ」という意味だったようです。
階段利用をさけてより安全な「連続移動抵抗最小方式」での車いす鉄道旅行を心掛けてきた私は、バリアフリーに対する見解が甘いのかもしれません。
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乗り換えられればと思っていた京福電車は運休中 そんなことも知らずに出かけたのか！
簡易電動車いすだからバッテリー残量さえ気ををつければ
併用軌道を走ります（2002年撮影）
今回（2002年）の福井鉄道乗車の旅はここまで、寄り道しながらＪＲ駅前近くの福井駅前電停を確認に行きます。
❹福井駅前電停（福井鉄道の併用軌道区間の駅）周辺をうろうろと
市内を散策してから再度・別方向から見に来たけど1994年の状況と変わってなかったよ～😢
２段の外付けステップ（私には階段にしかみえなかったよ）を上られるようすが分かりますか
❺福井市内を車いすでめぐりました
京福バスさんが運行されていた「すまいる」という路線バスがノンステップでしたので乗せてもらいました（2002年の状況です）
福井城址の石垣と柴田神社（北ノ庄城の中心部跡にあります）の柴田勝家の像を見に行きました
周辺をぐるぐる回るものの勝家公の像は木々と砂利道等に阻まれよく見えませんでした
❻ＪＲ福井駅から列車になり2004年福井鉄道バリアフリー確認の旅が終わりました。
2002年当時の福井駅は橋上改札でホームに行くには階段しかなかったようで、キャタピラ式階段昇降機を準備していただけました。
キャタピラ式階段昇降機（2002年撮影）
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☞車いすで福井鉄道通い2005年と2007年❷
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1994年に京福電車・福井駅に行ってみましたが車いすでホームへのたどり着き方が分かりませんでした。
まだまだ車いす鉄道旅行初心者🔰だったのようじゃのぉ
1994年のことですのでホーム間近に来ていながらなぜ乗車をお願いしなかったのか、記憶に残っていません。階段には阻まれたのか・駅員さんがおられなかったのか・跨線路が利用できなかったのか？
声をかける勇気も無かったんじゃないの
翌朝ＪＲ福井駅のホームから京福電車のホーム（乗り場）を撮影したものです。西側の端のホームから東側の京福電車を撮影したようですが、フイルムが高価だったこともあり車いすでどのようにＪＲ駅構内に入れたのか撮影しておらず当時の駅の構造を含めてわかりませんでした。
再び訪れたときには京福電車は運転休止、その後えちぜん鉄道へと引き継がれ、福井県で京福電車に車いす乗車体験は出来ませんでした。
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ローカル線と城跡めぐりに路線バス・車いす総合外出マニアをめざす
車いす電車評論家・アシトド松井
若いころの話ばかりで過去の栄光に浸っているじゃないの？
