アシカなくてもトドまらず

車椅子で鉄道・路線バス等を使っての旅行を紹介しています。適当なブログから「☞アシトドのブログのメニュー画面へ」をクリックしてくださいね。オストメイト情報もあります。

車いすで越えたい加太越え2011年・柘植~亀山ローカル線と桜の亀山城址への旅

加太越え(三重県 柘植~亀山間)
蒸気機関車の写真は昭和50年代に撮影

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車椅子電車評論家・アシトド松井


JR関西本線は大阪(湊川駅・現JR難波駅)から名古屋駅までを短距離で結ぶために設けられた路線で、私は車椅子生活になってから名古屋から奈良まで「準急かすが(すでに廃止されています)」に乗車してみて予想外に早く到着したので感心したことを覚えています。関西本線は利用者の減少、そして川沿いや峠(加太越え)などの鉄道を維持するためには難しい環境下にあるためか非電化区間の一部で廃止が検討されているとの情報があります。

今回は2011年に関西本線の非電化区間である柘植駅から亀山駅間の加太越えとよばれる難所をこえて桜の亀山城址を訪れたときの「車いすで行くローカル線で城めぐりの旅」を画面上ではございますがご一緒いただければ幸いです。

 

今回は簡易電動車いすユーザー1名と同行者2名(あまり介助してくれなかったョ~)での旅行となりました。

 

(ご注意)この旅行記は2011年の状況に基づいています。

 

1️⃣草津線柘植駅に向かいます

柘植駅行きの草津線の電車に乗ります(2011年 JR草津駅で撮影)

草津線の車窓から三上山(近江富士)がみえました

甲賀流忍者の里を通ります

県境を越えるとJR柘植駅に着きます

 

2️⃣柘植駅気動車に乗り換え加太越えです

柘植駅で電車から気動車に乗り換えます

気動車にはステップ(車内段差)がありました

段差にはまらないように手すりをもっています

気動車内のようす

柘植駅を発車して間もなく 農業用の溜め池なのかなあ

JR加太駅・反対側ホームには歩道橋のような通路で

JR関駅に到着です

JR亀山駅構内にターンテーブルの跡が残されていました

JR亀山駅に到着しました

(ご注意)この旅行記は2011年の状況に基づいています。

 

3️⃣JR亀山駅から亀山城跡をめざします

JR亀山駅 改札口内に車いすオストメイト対応フル規格トイレがありました

駅前の案内図

亀山城本丸跡に向かう道路の桜も満開

「亀山宿」の石碑

4️⃣亀山城多門櫓周辺でお花見 🌸

亀山城多門櫓(2011年撮影)

亀山城跡現地案内図

案内図にも記載されていますが、亀山市のお城は伊賀亀山城と呼ばれ、明智光秀本能寺の変のため兵を発した丹波亀山城と区分されています。同じ地名で紛らわしいため丹波亀山は明治期に「亀岡」(京都府亀岡市)と改められたとうかがっています。

桜が満開の亀山城多門櫓

亀山城多門櫓を石段の下から見上げる(2011年撮影)

(ご注意)この旅行記は2011年の状況に基づいています。

 

5️⃣ノンステップ路線バスで駅に戻りました

市役所前からノンステップ路線バスに乗車しました

スロープ板を設置していただあけました

座席を折りたたんで車いすスペース一台分を確保

JR亀山駅前に戻ってきました

 

6️⃣再び気動車に加太越えにむかいます

JR亀山駅から気動車に乗り込み柘植・草津方面へ

 

亀山駅発の気動車の車窓より

気動車は山間部へと進みます

JR関駅 階段のみの跨線橋の駅です(2011年撮影)

関駅を越えると加太越えが始まります

関~加太間にて運転席後ろの車窓から(鉄ちゃんかぶりつき)

JR加太駅も階段のみの跨線橋でした

柘植駅が近づいてきました

JR柘植駅に到着します

 

(ご注意)この旅行記は2011年の状況に基づいています。

 

7️⃣JR柘植駅関西本線から草津線に乗り換えます

乗ってきた気動車はステップが斜めの段で扉が狭いのもだったので、渡し板設置はこのような状態に

JR柘植駅で渡し板設置サービスをうけて降車しました

波打つ渡し板ですねえ

波打つプールの方が良かったですねえ

 

亀山駅から鉄道会社の方が介助に来て下さったようです。有難うございました。

 

反対側ホームには乗り換え予定の草津線の電車が停車していました

乗ってきた気動車伊賀上野を経由して
加茂駅(京都府)に向かいます

反対側(草津線の電車の発着ホーム)に向かうために列車の通過を待ってスロープ通路を利用させてもらいます。渡し板を置いて安全確認中です。

 

柘植駅の線路横断型スロープ通路

 

8️⃣草津線の電車に乗車、県境をこえてJR草津駅滋賀県)に戻ります

JR草津線の電車にも渡し板を設置して下さいました

草津線の車内より撮影(2011年)

柘植駅の次は油日駅、県境をこえて滋賀県になります。

 

JR柘植駅三重県伊賀市にあるのですがJR油日駅滋賀県甲賀市になります。ドラマなどでは対立関係で描かれることが多い、伊賀流甲賀流忍者の国が隣り合わせ。「甲伊一国」と考えられる歴史家の方もおられて密接にかかわり合っていたのかもしれませんね。

 

🟧後日談

2024年に草津線から柘植駅を経由して関西本線伊賀上野駅で下車、伊賀鉄道に乗り換えて伊賀上野城に行こうと計画したのですが、

柘植駅の利用について尋ねてみると

❶コールセンターでは加茂駅から社員の方を手配するので5日前には連絡してほしい

草津線の車掌さんに伺うと、亀山駅に連絡した方が良いのでは

と情報が錯綜 私自身が体調を崩してしまったこともあり旅行計画は延期になっています。

 

車椅子電車評論家・アシトド松井

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